ピアノメーカーとしての矜持が感じられるものづくりになっていると思います。
おいては他の鍵盤とは異なる感触は確かにあります。
鍵盤を強く叩いても実際のピアノ鍵盤のようにフェルトのクッションがあり、
たいへん弾力のある弾き心地です。また塗装をピアノブラックにしたところも
その重厚さからピアノを彷彿とさせるデザインもおそらく、ピアノメーカーの
発想からその部分にお金をかけています。それが重量に反映されたとしても
家においていて、これを動かさない前提であれば30キロ近い重量も
問題ないでしょう。
要は何を目指すかということです。
音源の入っていない鍵盤だけのシステムは僕は持っていて、
島村楽器の担当者に YAHAMA KX88 を持っているよ
というと、とてもうらやましがられました。
写真は見たことあるけど実物は見たことない
といっていました。
そうです。YAHAMA KX88 はスティービーワンダー
やチックコリアなどの一流プレイヤーが一時使っていた
YAMAHAの名機といわれる鍵盤でKAWAI VPC1と同様全く
音源が入っていません。今から30年前に開発されたであろう
MIDI SYSTEM のすべての機能が入っていて
他のMIDI機器もコントロールできるのです。
鍵盤も安物のぺらぺらでなく、きちんと奏者の音楽的な意図を
表現できるもので、3年前ほどオーバーホールしてもらって
完璧に動きます。これは僕のYoutube の映像を見てもらっても
わかると思います。
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今回はKAWAI VPC1は、キーボードの
一つの方向性を示したということで河合楽器の開発者たちの
理念は理解できます。音源主体のマスターキーボード
を理解できるなら方向性としては有りだと思います。
今後物理音源のPIANOTEQ を含めて音源ソフトは
どんどん進化するであろうことは間違いないですからね。
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