ボブ・ジェイムスさん、もう枯れていますね。新しい音楽を生み出す気迫が感じられません。
また枯れたボブ・ジェイムスさんに合わせるのは大変だったでしょうね。小曽根さん。
もっとファンキーなのを期待していましたが・・・
ジャズにおいてのマイルス・デイビスのように常に新しい音楽を求めている人は
新しいジャズを生み出しているわけですから、素人の音楽じゃないんだから、
進歩のない音楽はいりません。かつてのゴールデンエイジのころのジャズのCDや
レコードを聞いているだけで十分です。
そういう意味で 桑原 あい は 日本のジャズ界をこれからリードする
ピアニストですね。初めて聞きましたが、ピアノを弾く自分にとって彼女の演奏には敬服いたしました。
あの技巧、校正のバランス、JAZZフィーリングはあっぱれです。ベースとドラムスもよくサポートしておりましたね。
彼女の演奏がソロだったら、ネオクラシックと言ってもいいくらいですが、ところどころJAZZのドライブ感が
出ておりました。アバンギャルドな演奏ですが、堂にいっていて、素晴らしい演奏でした。
音楽は年齢ではないですね。そう思わせるのはトニー・ベネットさんの演奏です。おそらく83歳でしょう。
一緒に連れてきたピアニストがいい感じです。だから音楽が新しい、トニー・ベネットさんの演奏は奇抜なことは
やっていませんが、全体的なバランスがいいです。それは感覚の良い若手の音楽性がいいからでしょう。
結局それを選んだのもトニー・ベネットさん自信ですから、彼のセンスが良いというわけですね。
大江千里さんは及第点ですが、かなりオーソドックスなピアノでしたので、それなりでした。
楽譜を置いていましたが、前々からの決まった仕事なら暗譜は必須ですよ。ただ演奏している曲の
流れがはっきりしていなかったので、覚えきれなかったのかもしれませんね。
チックコリアさんは、往年の頃の若さはありませんが、演奏はきりりとして冴え渡っています。
まったくピアノ演奏のよどみはなく、昔のようなはちきれんばかりの凛々しいピアノではありませんが、
実に楽しめる演奏でありながら新しさを持っています。さすがですね~。
今月19,26日にもBSで放送が有るそうなので、楽しみデス。
今日はでも、桑原 あい は収穫でした。
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