JAZZ PIANO で行こう

ヤノテルの音楽ブログです。ジャズピアノの研究・指導・作曲・ライブをしています。音楽が人生の喜びです。

2013 東京ジャズの中では出色 桑原 あい  

2013年10月12日 | ジャズ雑感

ボブ・ジェイムスさん、もう枯れていますね。新しい音楽を生み出す気迫が感じられません。

また枯れたボブ・ジェイムスさんに合わせるのは大変だったでしょうね。小曽根さん。

もっとファンキーなのを期待していましたが・・・

ジャズにおいてのマイルス・デイビスのように常に新しい音楽を求めている人は

新しいジャズを生み出しているわけですから、素人の音楽じゃないんだから、

進歩のない音楽はいりません。かつてのゴールデンエイジのころのジャズのCDや

レコードを聞いているだけで十分です。

そういう意味で 桑原 あい は 日本のジャズ界をこれからリードする

ピアニストですね。初めて聞きましたが、ピアノを弾く自分にとって彼女の演奏には敬服いたしました。

あの技巧、校正のバランス、JAZZフィーリングはあっぱれです。ベースとドラムスもよくサポートしておりましたね。

彼女の演奏がソロだったら、ネオクラシックと言ってもいいくらいですが、ところどころJAZZのドライブ感が

出ておりました。アバンギャルドな演奏ですが、堂にいっていて、素晴らしい演奏でした。

 

音楽は年齢ではないですね。そう思わせるのはトニー・ベネットさんの演奏です。おそらく83歳でしょう。

一緒に連れてきたピアニストがいい感じです。だから音楽が新しい、トニー・ベネットさんの演奏は奇抜なことは

やっていませんが、全体的なバランスがいいです。それは感覚の良い若手の音楽性がいいからでしょう。

結局それを選んだのもトニー・ベネットさん自信ですから、彼のセンスが良いというわけですね。

 

大江千里さんは及第点ですが、かなりオーソドックスなピアノでしたので、それなりでした。

楽譜を置いていましたが、前々からの決まった仕事なら暗譜は必須ですよ。ただ演奏している曲の

流れがはっきりしていなかったので、覚えきれなかったのかもしれませんね。

チックコリアさんは、往年の頃の若さはありませんが、演奏はきりりとして冴え渡っています。

まったくピアノ演奏のよどみはなく、昔のようなはちきれんばかりの凛々しいピアノではありませんが、

実に楽しめる演奏でありながら新しさを持っています。さすがですね~。

今月19,26日にもBSで放送が有るそうなので、楽しみデス。

今日はでも、桑原 あい は収穫でした。

 

 

 


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