JAZZ PIANO で行こう

ヤノテルの音楽ブログです。ジャズピアノの研究・指導・作曲・ライブをしています。音楽が人生の喜びです。

OSCAR PETERSON CANADIANA SUITE

2011年01月24日 | ジャズ雑感
新品のCDです。お買い得だと思います。

この原曲はOSCAR PETERSON がもっとも精力的に活躍していた頃の
作品ですから(録音は1964年です)、原曲のすばらしさはもちろんのこと、その自由奔放な
イスピレーション?によるアドリブは実に見事です。

このようなアドリブはある程度は組み立てはできているでしょうが、
かなり即興的に指の赴くままに弾いている感じがします。
アドリブの全体像はおそらく録音前に相当練習していると
思います。

 OSCAR PETERSON のアドリブをコピーしたりすると、
わかりますが、とてもメロディアスなアドリブです。和音を分解して
いるようなアドリブではありません。とても勢いがあって、
誰も止められないと言った感じのアドリブです。
常人にはとても真似のできないアドリブです。

サッカー選手で言えば個人技のうまい
フォワードのウイングでがんがんドリブルしてゴールに向かって
走っていく感じです。OSCAR PETERSON 特有のクリシェは至る所に
出てきますが、これはブルースフィーリングのアクセントです。

これが出てきたら歌舞伎の決めみたいなもので、
一声かけたくなります。(笑)オスカーや! とかね。

いや冗談ですけど。

実はこのCDは楽譜がでています。アドリブのコピーは入っていませんが、
原曲部はこれを見れば弾くことができます。

僕G好きな曲は 
         2曲目の LAURENTIDE WALTZ です。

僕の使っているアンプは左右のバランスを調整できるので、
ベースラインだけ聴くことができます。
ベースは あの RAY BROWN ですよ!

うますぎます。 とてもベースラインの勉強になります。

ジャズベースをやっている人にとってはお手本になるほどの
演奏ですね。


アドリブについては、既にOSCAR PETERSON は天国におりますので、
本人に聴くことはできませんがどの程度アドリブをくみたてているのか
聴いてみたい気がします。




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