JAZZ PIANO で行こう

ヤノテルの音楽ブログです。ジャズピアノの研究・指導・作曲・ライブをしています。音楽が人生の喜びです。

ジャズピアノのトレーニング その1

2017年01月12日 | ピアノ

ジャズピアノを弾きたいと思っても


まずアドリブは無理って思うのが


普通です。


まずコードを覚えなくてはいけないし、


それがたどたどしい間は


アドリブなんて弾こうと思っても、


頭が真っ白になってしまう。


CDに合わせて弾こうと持っても、


どんどん先に行ってしまって


追いつけない。


これは、ジャズピアノを始めた頃の私であり、

みなさんも同じだと思います。

そういう右も左も分からない時点から、

アドリブができるようになるまでは

個人差はありますが、

それはそれはものすごくトレーニングの時間が

必要です。弾いて弾いて弾きまくります。

よく、1万時間の法則ということをいう人がいますね。

あれはあらゆるジャンルにあてはまると思います。

一日3時間の練習で3000日、およそ10年間です。

どんなにあせっても、1年や2年で素敵なアドリブが出来る

っていう保証はないのです。一日9時間練習すれば、

3年と三ヶ月で出来るはずです。でも音大のピアノ科でも、

コンクール前は別として、そんなに練習するのは無理でしょう。

もちろん年齢にもよりますし、

その人の感性や他の楽器の経験値、正しいメソッドで

積み上げていくかにもよります。

自分のことを書いて恐縮ですが、

ピアノを始めたのは15歳位で遅かったですが、

毎日5,6時間は弾いていましたし、大学に入ってから

軽音楽部では土日はピアノを独り占めで、

コピーの時間を入れても、10時間位は

ピアノにへばりついていました。

まさに音楽三昧の日々だったのです。

数えだしたわけではないですが

ピアノの練習のトータル時間は

1万時間ははるかに超えていると

思います。(だからなんなの~)

と言われそうですが、

それでもまだまだなのです。

 

その後、クラシックの作曲の先生についてからは、

一週間に一度の和声やフーガのトレーニング、

自分の現代音楽の作曲など演奏よりも

創作にシフトしていました。

現在の音楽スタイルも放っておくと、

どうしても創作の方に傾いていってしまいます。

 

でも、ピアノライブを定期的に入れているので、

そのための練習が自分のピアノのプレイヤーとしての

テクニックの維持につながっています。

とにかく、未完成でも人前で弾くというのは

とても大切です。

 

まずは年に一回でもいいから人前で弾くことを

実践してみてください。

次の回からはジャズピアノをうまくなるために

どういう練習が効果的か具体的に

お話していきます。

 

 

 

 



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