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コロー・対決-巨匠・フェルメール

2008年08月14日 20時12分45秒 | 芸術
「対決-巨匠たちの日本美術」・コロー 光と追憶の変奏曲・ TBS「フェルメール展~光の天才画家とデルフトの巨匠たち~」の三っの展示会を見るべく八月十二日~十三日と二日にわたって上野・茅ヶ崎と出かけてまいりました。

今年の夏の上野はすごい展覧会が目白押しでやはり六本木の新美術館(国立新美術館etc)群に負けじと頑張っている。

今回、国立新美術館の「ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密」日本初公開となるスペイン絵画の巨匠ディエゴ・ベラスケスの≪薔薇色の衣裳のマルガリータ王女≫(1653-54年頃)見たいと思いましたがとにかく一日で三つの展示会は時間があったにせよ体が付いて行くか心配でした。

そして上野10時12分の特急あかぎで上野の公園口に立った時ものすごい人の数が美術館方面に向かい急ぎ足で移動しているのです、そしてその光景を目の当りにして一瞬の動揺はその日の一日の不安をよぎらざるを得なかったのです。

駅から一番近い所で西洋美術館・「コロー 光と追憶の変奏曲」から入館するなりやはり3列渋滞での絵画との対面・新日曜美術館・美の巨人たちで解説を見ているのでテレビカメラで見る作品より落ちる作品当然本物が上回る作品・今回の主題の「コローのモナリザ・《真珠の女》1858-68年」の本物は体に震えの来る作品でした。ポスター・チラシ・テレビ・パンフどれを見ても本物には到底及ばぬ作品は昨年のフェルメールの≪牛乳を注ぐ女≫ を見た時のショックと同じでした。(本物の良さは本物からしか得られない)

続いてコロー展で三時間を費やし国立博物館の対決-巨匠たちの日本美術へ足早に移動したのですが・・・

まさにいやな予感的中(笑)以前のレオナルドダビンチの「受胎告示」より建物の外の人が並んでいる。。。。。

テントも張られ日射病対策もあったのですが入館までの時間20分と言う事で実際30分ほどで入館。

何故こんなに人が出ているのかと言えば二日前よりラストまで俵屋宗達・尾形光琳の二代作家の風神雷神図屏風が展示されたと言う事で又一気に入館者が増えたようです。
しかし私の見たかった長谷川等伯の国宝松林図屏風が見られなかったことは誠に残念です。


「対決-巨匠たちの日本美術」しかし旨い企画を立てたものです。

此処に対決の文字が入っていなけれはここのでの盛り上がりは無かったでしょう。

何回か国立博物館は入っているので襖絵そして今回の作家の作品の多くは常設にも存在します。

ほとんどの日本人古びた屏風絵・茶碗・掛け軸・浮世絵いつ見に行ってもあまり関心を示しませんね。

今回のような取り上げ方をすると日本人は見に行くのですね。

いつも東京に出かけ美術展を見て、ある意味文化レベルの低さを感じる今日この頃です。

本来・芸術・美術などは普段の我々の生活の中にあってこそのartであって美術館・博物館に存在する物ではないのです。

ヨーロッパ・アメリカなどに比べると数10年・いや100年単位でこの国の文化は遅れているのかも知れません。

そして最後に「フェルメール展~光の天才画家とデルフトの巨匠たち~」と廻る予定でしたが約6時間の見学で両足が(前もって両足にシップを貼って。。)持ちません。

まだ始まったばかりで入場まで1時間待ちとの事入場を断念しました。
特に東京都美術館は会場が狭い所ですので絵画の鑑賞を想像するだけで引いてしまいました(笑)










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