投資家の目線

投資家の目線188(かんぽの宿)

 「かんぽの宿」のオリックスへの一括譲渡が迷走している。鳩山総務相が譲渡中止を求めたからだ。しかし、同事業は赤字という。経営が改善せずいたずらに時間を引き延ばせば価値が劣化し、国民の財産というよりも国民の負担にならないだろうか?まあ負の資産とはいえるが・・・。しかもオリックスは入札で最も高い金額を提示したという(日本経済新聞朝刊2009/1/9)。ホテル再建事業も行っている同社への売却はおかしな判断とはいえない。譲渡中止するのはいいが、政府にこれ以上の案を持っているのだろうか?17日には、総務相が大分県にある「かんぽの宿日田」を視察した後の記者会見で「想像よりえらく近代的だ」と述べたとのことだ(日本経済新聞朝刊2009/1/18)。しかし、大切なのは建物が立派かどうかでなく、客が来てお金を落としてくれるかどうかだ。それに地元資本が現行以上の価格で入札できるかも分からないし。

 金券ショップで切手の価格が下がっているという。「電子メールなどの普及で郵便需要が低迷し、金券店の在庫が増えているのが背景だ」(日本経済新聞夕刊2009/1/14)とされている。価格が安ければ、郵便局などより金券ショップで切手を購入する人も増えるのではないか?従来業務がこの状況では不動産などの資産を有効活用し、収益を補う必要がある。「民業圧迫」と批判されないためには、郵政は民営化したままのほうがよいように思うが・・・。

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・ソフマップ秋葉原中古パソコン1号店の周りの駐車場が1月21日をもって閉鎖される。同ビルの解体は近いように思う。
追加:ソフマップ秋葉原中古パソコン1号店のあったビルは、計画書によれば2月23日ぐらいから解体されるようだ。

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