夕方、洗濯物を取り込んでいると、
裏のお家の飼い猫がウチの畑へ
ぴゃーッと駆け込んできた。
白と黒の、毛並みの綺麗なその猫は、
ウチの畑をうろうろとして、
土で遊んだり、水仙の匂いを嗅いだりしていた。
ほどなくして、裏の奥さんが出てきて、
「○○ちゃーん」(←よく聞き取れなかった)と、猫の名前を呼んだが、
猫は外遊びに夢中で、奥さんの呼びかけを無視していた。
私は、猫の側に行き、抱き上げた。
猫は、嫌がることなく私の腕におとなしく抱かれていた。
そして、裏の奥さんに手渡した。
…やっぱり、猫、可愛いーーーーーッ
いやー、メルが亡くなって以来なので、久しぶりに猫を触りましたが、
なんちゅうか、こう、抱っこした時の
「でろりん」
とした感じが、やっぱりなんとも言えずいいッすねー
動物を飼った経験がない方にとったら
「んなもん、犬も猫も大差ねえだろうよ」
てなもんかもしれませんが、
これが違うんですよねー。
犬には犬の、猫には猫の
それぞれの触り心地があるんだってば。
裏の奥さんに手渡した後も、
手に残った心地良い猫の感触にうっとりする私に、
愛犬みどがじっと視線を注いでいた。
「あさひさん…オレの触り心地、悪いッすか…」
と
その目は心なしか、憂いを帯び、悲しげであった…。
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