2月9日(水)あんたって人は…

2005年02月09日 13時07分04秒 | Weblog
大学を卒業して初めての夏、地元へ戻って就職した仲間と伊吹山登山をした。
夜集合し、登山を始める。
そう、山頂でご来光を拝むのだ。

始めは威勢よく登りはじめるも、次第に皆、無口になってくる。
そんなみんなを理事長が励ます。
「山頂に着いたらご来光拝みながらすき焼きを食おう!僕、一式持ってきたんや。」
我らがリーダー、理事長の声にみんな奮い立つ。

そうだ、何故山に登るのか?
そこに山があるから、などという美しいものではなく、すき焼きが食べたいの一心でみんなワッセワッセとターボ全開になり山頂を目指した。

いよいよ山頂へ。自分の足で登りきったのだ、という達成感、それを讃えてくれるかの如く光り輝く朝日、こぼれる笑顔、額の汗…
心地良い山頂の冷たい空気が私たちを包む…

さあ、いざ、すき焼き、とみんなが思ったのとほぼ同時に理事長が「あ゛ーッッ」と断末魔のような叫び声をあげた。

みんなが駆け寄る。
「理事長ッどうしたんッ」

彼はつぶやいた。
「肉忘れた…」
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4 コメント

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ついにきたか。 (理事長)
2005-02-09 14:57:53
降参します。ごめんなさいごめんなさい。そんなに僕の事肉まないで。こんなカエシしかできないほど童謡いや動揺しています。ヒレにあやまります。ロースたらよろしいでしょうか?
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陳謝 (理事長)
2005-02-09 15:05:44
で私はいったいどうその状態をリカバリーしたのでしょうか。というかリカバリーできんわな。

下山時のさこかしこに咲き誇っていた美しい高山植物イブキトラノオ ヤグルマソウ イブキワレモコとともにまだ可憐でいや今も可憐ですがどこかあどけないいや今も童顔でいらっしやいます旭様の般若のようなお顔が今頭ではなく胸の底そう膵臓あたりからにじみででまいりました。ゴメンチョロ

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わかればよろしい (あさひ)
2005-02-09 15:20:07
ていうか、理事長のあまりのヘコみっぷりに、全員言葉を失い、誰もそれ以上つつかず、そ~っとしておいた記憶あります。みんなにそこまで思わせるほどのヘコみっぷりって一体…窓辺のマーガレット、桂三枝です、もとい伊吹のヤグルマソ\ウ、あさひでした。ところで「旭」と表\記するといっきに右っぽくなりますな。あぁ若林君は今いずこ。
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リクエストにお答えして (理事長)
2005-02-10 00:15:40
 若林君か さていずこに。私は若林君より 井田典子さんのおじいさんが気になって仕方ないです。彼女は旭が森小学校に転校していきましたが いつのひか席が隣になったときなぜか彼女のおじいさんの話になりました。なんでもおじいさんは片方が義眼で眠るときにそれをはずして眠るんやって 話でした。入れ歯はきいたことあるけど 義眼ってと絶句した覚えがあります。30年たってもいまだ消えることない衝撃的な シチュエーションです。
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