


今日は娘の祥月命日です


やはり、色々なことが思い出されて眠れません。
安定剤を服用しても駄目。
まだ、4時前だけれどこのまま起きることにしました。
昨夜は久しぶりに78歳で亡くなった父が夢に出てきました

娘を亡くした私を心配しているのでしょうか。
夢の中で、私は父と静かに会話をしていました。
父は人と争うことが嫌いで寡黙でした。
私も父に怒られた記憶がありません。
父は大正二年、官吏だった祖父の赴任先の朝鮮で生まれました。
親戚に預けられて内地の学校を出ていますが、私の母と結婚してからは
中国の新京(現在の長春)で商社に勤務、私と弟が生まれました。
戦争が激しくなり、父は現地召集、そして終戦を迎えました。
父はシベリアに抑留され、母は4歳の私と2歳の弟を抱えて命からがら
日本に引き揚げてきたのです。
不思議なことに、私は4歳でしたのにその時の記憶が残っています。
「時間の扉」と言う本を出版しましたが、その中に当時のことが記してあります。
私は生まれたときから死ぬまで、波瀾万丈の人生を送る予感がします

人生の中で一番幸せな時間は子育て。子供と過ごした時間ですね



。
私が、家庭に恵まれなくて淋しい子供時代を過ごしたからでしょう。
娘は独身時代が長くて、ずっと私共と暮らしていました。
留学はしていますが、一人暮らしの経験がありません。
娘のセッティングで一緒に海外、国内と旅をしました。
気楽でエンジョイしました。勿論、父親はお留守番。僻みましたね。
私の友人に言わせると、娘は人の何倍もの濃密な人生を送ったのだと。
ホント、やりたいことを黙って実行しちゃいましたものね。
頑固さんは父親譲り


娘は、親より先に逝ってしまいましたけれど、どうなんでしょうね。
娘は幸せだったのでしょうか


幸せだったと思いたいですね。優しい伴侶と巡りあえましたし。

わすれな草