死ぬ前にどうしても逢いたい人がいる
20代前半の時の友達だ
波長が同じで いっしょに旅をしても 何をしても 気を遣わなくてすんだ
しょっちゅうつるんでいた
家族でさえ気遣いの中にいるのに
私にとっては今でも唯一無二の存在だ
ある事を機に 会わなくなって それこそ40年以上経つ
私は全く‥ちょっとだけ気にしているが 彼女は沢山気にして 私から去ってしまった
当時私は姉と暮らしていたが 私の事が好きすぎた彼女は 近所のアパートに越してきた
携帯もない時代である
我が家には電話があったが 彼女の家にはなかったから
いつものように何の連絡約束もなく彼女が住むアパートに立ち寄った
彼女の家の前には私の男友達の車が止まっていた
怪訝に思ったが
彼女の家の鍵はかかっていなかった
今思えば 私に知らせたいがための確信犯だったかもしれない
男友達は私の事を好きだと言っていたんだけれどね
ふたりは
同衾と言いますか いちゃついていました
慌ててドアを閉め 自分のアパートに逃げ帰ったら
彼らもすぐ追いかけてきたが
彼らとはなんとなくそれ以降疎遠になってしまった
時が流れ
彼女と共通の古き友人が 自分のスマホを私に差し出した
スマホの向こうの懐かしい彼女の声に私はすぐ気が付いた
お互いに誰だか知らずに電話口に出たのである
「who am i ?」と とっさに 小学生英語で話しかけた私
彼女は キャ~と雄叫びをあげ 私の名前を叫んだ
友人からの誕生日プレゼントでした
その友人は
生きている内に 絶対に彼女に逢わせてあげるからと言ってくれた
せまいニャァ~ 読んで頂きありがとうございます
20代前半の時の友達だ
波長が同じで いっしょに旅をしても 何をしても 気を遣わなくてすんだ
しょっちゅうつるんでいた
家族でさえ気遣いの中にいるのに
私にとっては今でも唯一無二の存在だ
ある事を機に 会わなくなって それこそ40年以上経つ
私は全く‥ちょっとだけ気にしているが 彼女は沢山気にして 私から去ってしまった
当時私は姉と暮らしていたが 私の事が好きすぎた彼女は 近所のアパートに越してきた
携帯もない時代である
我が家には電話があったが 彼女の家にはなかったから
いつものように何の連絡約束もなく彼女が住むアパートに立ち寄った
彼女の家の前には私の男友達の車が止まっていた
怪訝に思ったが
彼女の家の鍵はかかっていなかった
今思えば 私に知らせたいがための確信犯だったかもしれない
男友達は私の事を好きだと言っていたんだけれどね
ふたりは
同衾と言いますか いちゃついていました
慌ててドアを閉め 自分のアパートに逃げ帰ったら
彼らもすぐ追いかけてきたが
彼らとはなんとなくそれ以降疎遠になってしまった
時が流れ
彼女と共通の古き友人が 自分のスマホを私に差し出した
スマホの向こうの懐かしい彼女の声に私はすぐ気が付いた
お互いに誰だか知らずに電話口に出たのである
「who am i ?」と とっさに 小学生英語で話しかけた私
彼女は キャ~と雄叫びをあげ 私の名前を叫んだ
友人からの誕生日プレゼントでした
その友人は
生きている内に 絶対に彼女に逢わせてあげるからと言ってくれた
せまいニャァ~ 読んで頂きありがとうございます