意識がない、
脈がふれない、
息がないといった状態の場合は、
迷わず救急車を呼んでください。
ただ、
“どの科にいったらいいかわからない”
“移動手段がない”といった理由で、
タクシー代わりに救急車を呼ぶのは、
他に必要としている人の搬送に影響が出るので、
やめましょう。
救急車を要請する電話番号は“119”です。
警察を呼ぶ“110”と間違えやすいので、
病人のいる家庭などでは電話の近くに
“救急車は119“とメモを貼っておきましょう。
“119”は救急車のほかに消防車を呼ぶ時にも使われる番号です。
そのため、
“119”に電話して
救急車を呼ぶ場合は“救急です。救急車をお願いします。”と伝えましょう。
気が動転していても、
相手のオペレーターの質問に答えれば大丈夫です。
オペレーターはまず住所を聞きます。
そしてそこから近い場所にある救急車に連絡を取りながら、
患者の年齢、
性別、
どのような状態なのかなどを聞いてきます。
短い時間で必要な情報を得るためですので、
聞かれたことに対して短く端的に答えることです。
その間にも救急車は出動し現場に向かっています。
折り返し連絡が取れるように電話番号を聞かれることもあります。
特に
携帯電話から“119”にかけた場合、
救急車の到着まで通話は切らないでおくことです。
また、
救急車が到着するまでに行うことを指示される場合もありますので、
可能な範囲で対応しましょう。
救急車を呼ぶべき視点を考えて、
1つは命にかかわる状態であること。
もう1つは時間をあらそう状態であることなどに該当をすれば
救急車を要請しましょう。
命に関わる状態とは
意識・心臓・呼吸にかかわる大きな状態の変化です。
・意識がない。・脈がふれない、もしくは大量に出血している。
・息がない。・自分で動けないほど呼吸が苦しそう。
時間を争う病気としては
脳卒中、心筋梗塞などがあります。
脳卒中を疑う症状は、麻痺やしびれなどです。
また心筋梗塞は胸痛が現れるのが一般的です。
問題になっているのはタクシー代わりの利用です。
つまりタクシーでも対応できる、
もしくは移動手段がないという理由だけで、
救急車を呼ぶことはやめましょう。
“どこに行ってよいのかわからない”
“どの科にかかったらいいかわからない”
などの場合は自治体にある相談窓口に電話で相談し、
対応できる病院や、
どの科がいいのか教えてもらいましょう。
救急車は原則、
行き先の病院を指定できません。
患者の状態や病院の状況でよいと思われる病院に搬送されます。
かかりつけの病院に受診したくても違う病院に搬送されることもあります。
救急車を呼んだ方がいいか迷う場合は、
救急車を呼ぶ前に相談できる電話番号があります。
“#7119”は北海道・東京・愛知・大阪・奈良で使用できる番号です。
対応している救急安心センターにつながります。
各県にある一般救急相談センターに相談しましょう。
15才以下の小児の場合は“#8000”があります。
こちらは厚生労働省が管理している全国で統一された電話番号です。
この番号にかけるとその地区の都道府県の相談窓口に自動転送され、
小児科医師や看護師がと話すことができます。
自治体によって時間帯が異なりますので確認をしておきましょう。
“#7119”や“#8000”は
短縮ダイアルのため
つながるのはプッシュ回線の固定電話や携帯電話だけとなって入るようです。
#ウッドタップ
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