座敷の居酒屋に、友人宅にお邪魔したり、足の臭いを気にしてしまい、思う存分楽しめない。
足が臭う主な原因は雑菌です。
足にもともと潜んでいる常在菌が、
汗と混ざった皮脂や古い角質、垢などの汚れを分解すると、臭いの元となる物質ができます。
その物質は、納豆にも含まれている「イソ吉草酸」と、酢っぱい臭いがする「酢酸」の二つです。
以下、雑菌が繁殖してしまう汗。
足の裏には脂腺がなく、汗腺が集中して存在し、その量は背中の5~10倍ほどと言われています。
しかし、足の裏の汗腺である「エクリン腺」から出る汗は本来無臭です。
汗が皮膚常在菌の餌となり分解されて、臭うようになります。
角質も常在菌によって分解されることで臭いを発するようになります。
足は全身を支える部分のため、他の部位に比べて角質が厚く、かたくなっています。
そのため、垢となって剥がれ落ちる角質が多くなります。
そして、長い間履きっぱなしの靴や靴下は蒸れ、ニオイのもとになります。
常在菌は高温多湿を好むため、湿気がこもりすぎないようにしましょう。
洗っても洗っても臭いという場合、疲労臭が原因かもしれません。
疲労が体に蓄積されると、
肝臓や腎臓の働きが弱るため、
本来尿として出てくるはずのアンモニアが血液によって全身を巡り、
皮膚から出てくるようになります。
そして、爪の間には、
特に親指の爪にはカスが溜まりやすいので要注意。
こまめに爪を切ったり、ブラシで汚れを落としたりして対策をとりましょう。
足の臭いは、ストレスも関係します。
精神性発汗といい、緊張する局面になると汗の分泌量が増え、結果的に臭くなります。
また、ストレスが溜まることで上述の疲労臭の原因にもなります。
靴を清潔にする。
湿気をとるために、1度履いたらできれば2日は靴を休め、干して乾燥させてください。
とはいえ、そんなに多くの靴を用意できないという場合は、
冷凍庫に靴を入れてみるという方法もあります。
冷凍庫の温度下では雑菌は生き残ることができないため、
臭いが消えます。
ジップロックなどに入れて靴を冷やしましょう。
シューズクロークにも一工夫をするとよいですね。
新聞紙を下に敷くと、靴の水分を吸ってくれて靴をより清潔に保てます。
それでも臭いが気になる場合は、消臭スプレーや消臭インソールを使用してみてください。
今一度靴のサイズもチェックしてみると良いでしょう。
足に直接触れる靴下の手入れにも気を遣いましょう。
通気性の良い靴下等を使用すると、通常の靴下に比べ臭いが減るかと思います。
1日履いた靴下は、洗濯機に入れる前に除菌用の石鹸などを使って事前に洗っておくと、
より臭いが気にならなくなるはずです。
ストレスは臭いのもと。
お風呂にゆっくり入り、十分な睡眠をとるなど、疲れをなるべく残さないようにしましょう。
適度にリフレッシュするのもストレスを減らす方法のひとつです。
疲労臭が原因の臭いの場合、
デオドラント剤などはあまり効果がないため、根本的な改善を目指していきましょう。
ある程度対策をしたら、
過度に気にすることなく過ごすのも、
臭いを消すことにつながります。
では、何でとるの?
スーパーにも売っている
ミョウバンには殺菌効果や制汗作用があるため、表面の雑菌を除去することができます。
ミョウバン水の作り方は簡単。
まず水500mlと20gのミョウバンを用意し、ペットボトルの中に入れます。
ミョウバンは溶けるまでに時間がかかるため、ペットボトルのふたをしめてよく振り、
冷蔵庫で保管してください。水が透明になったらミョウバン水の完成です。
使用するときは、さらに10倍に薄めると、刺激が強くなりすぎずオススメです。
ガーゼに染み込ませたり、霧吹きスプレーの容器に入れ吹きかけたりして使います。
そして、重曹は臭いに効果があります。
洗面器にお湯を張り、大さじ2~3杯程度の重曹を加え、
そこに15分程度足を浸すと、臭い対策になります。
2~3日試すと臭いが気にならなくなってくるはず。
ちなみにミョウバンと重曹、混ぜると効果がなくなってしまうので、
必ず別々に使用してくださいね。
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