いやー、「どこの姐さん達だよ?」というこの集合写真をご覧あれ!
この集団は、けっして出入りで集まった姐さん達ではなく、「黒留ナイト」と題された震災向けチャリティーの目的をもった真面目なイベントなのだ。
きものこものの企画・販売をしている「竹蔵龍」さんの企画で六本木にて開催された。
▼黒留ナイト 概要
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3f/1f/7c6ec2912e7eeeac229c69eab02db6cb_s.jpg)
自分で黒留を持っていないばかりか、実家にもない私は、ネットオークションで調達。
海老蔵丈の團十郎襲名時の河東節連中で舞台に上がるまで、黒留袖は着ないと思っていたのだが…(笑)。
買うに当たっての方針は、「できるだけ派手に」「できるだけ安く」「(できれば)家紋は自分のもの」の三つ。
そうして選んだのがこちら。
<ブログ仲間の黒猫さんと。左がワタクシ>
黒留のすごいところは、一つとして同じような柄がないこと。あまりの柄のバリエーションの豊富さに、思わず夢中で裾模様コレクションを撮影してしまった。暗い中での携帯カメラだったので、ぼけぼけなのが残念だが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/7c/24210bdfd43d43f1f8b3a70db736af47.jpg)
<まっとうな黒猫さんのカメラで撮ったお嬢さん2人組。右のお嬢さんは上品な梅模様に紋も梅。左の方は近所のおばさんがくれた留袖とか。白いクジャクが後ろまで尾をひいていてかっこ良い>
黒猫さんのお着物の鶴も、上のお二人も、重厚な刺繍が施されていて、それが迫力を生んでいる。対して私の着物は刺繍がなく、ちょっとさびしい…(まあ、だから2000円なのだろうが)
よーし、今後買うときは刺繍ぎっちりのにする~!
・・・などと考えている自分に気が付き、思わず苦笑い。
いったい、いつ着るんだよ。
しかし、黒地に裾だけ思い切り意匠を凝らした柄がついている着物は、想像以上に魅力的。厳かなんだけど華やか。そして柄に込められた思いや自己主張をびんびんと感じる。
裾にしかない柄だからこそ、着る人自身が趣向を凝らす。制約の中の美とでもいうのだろうか。黒留袖を考えた人がそこまで考えていたか知らないが、黒地と派手な裾模様のコントラストの美しさは計算していたに違いない。
しかし、そもそも、いまどきの結婚式はどんどんカジュアル化しているから着物で出席すること自体が珍しくなっているし、仲人も立てなくなっているから、黒留袖を着る機会が本当に少なくなっている。これが結婚式の親族や仲人しか着られないというのは、なんとも残念。改まったパーティーなどでもOKとならないものか…。
着る場が制限されているからこそ、その美しさが際立つという考え方もあるが、滅びてしまっては元も子もないわけで。
当日は、「黒留袖とはどういうものか」というレクチャーや、地震被災地支援に行ったボランティアの方からの現地レポートなど、イベントも盛りだくさん。
最後にはこんなライブペイントも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/e9/50984c99258cadf2cd31f1577b2bb93f.jpg)
<黒猫さんと私の一致した見解。これは「暫」の「鎌倉権五郎」だろう(^^)>
おまけ。
こんな黒留の参加者もいらっしゃいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/ac/59b67906e27a622607b012751c50c4ce.jpg)
この集団は、けっして出入りで集まった姐さん達ではなく、「黒留ナイト」と題された震災向けチャリティーの目的をもった真面目なイベントなのだ。
きものこものの企画・販売をしている「竹蔵龍」さんの企画で六本木にて開催された。
▼黒留ナイト 概要
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3f/1f/7c6ec2912e7eeeac229c69eab02db6cb_s.jpg)
自分で黒留を持っていないばかりか、実家にもない私は、ネットオークションで調達。
海老蔵丈の團十郎襲名時の河東節連中で舞台に上がるまで、黒留袖は着ないと思っていたのだが…(笑)。
買うに当たっての方針は、「できるだけ派手に」「できるだけ安く」「(できれば)家紋は自分のもの」の三つ。
そうして選んだのがこちら。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/41/e519f504315732465aaea4c23d9cbbad.jpg)
<ブログ仲間の黒猫さんと。左がワタクシ>
黒留のすごいところは、一つとして同じような柄がないこと。あまりの柄のバリエーションの豊富さに、思わず夢中で裾模様コレクションを撮影してしまった。暗い中での携帯カメラだったので、ぼけぼけなのが残念だが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/7c/24210bdfd43d43f1f8b3a70db736af47.jpg)
<まっとうな黒猫さんのカメラで撮ったお嬢さん2人組。右のお嬢さんは上品な梅模様に紋も梅。左の方は近所のおばさんがくれた留袖とか。白いクジャクが後ろまで尾をひいていてかっこ良い>
黒猫さんのお着物の鶴も、上のお二人も、重厚な刺繍が施されていて、それが迫力を生んでいる。対して私の着物は刺繍がなく、ちょっとさびしい…(まあ、だから2000円なのだろうが)
よーし、今後買うときは刺繍ぎっちりのにする~!
・・・などと考えている自分に気が付き、思わず苦笑い。
いったい、いつ着るんだよ。
しかし、黒地に裾だけ思い切り意匠を凝らした柄がついている着物は、想像以上に魅力的。厳かなんだけど華やか。そして柄に込められた思いや自己主張をびんびんと感じる。
裾にしかない柄だからこそ、着る人自身が趣向を凝らす。制約の中の美とでもいうのだろうか。黒留袖を考えた人がそこまで考えていたか知らないが、黒地と派手な裾模様のコントラストの美しさは計算していたに違いない。
しかし、そもそも、いまどきの結婚式はどんどんカジュアル化しているから着物で出席すること自体が珍しくなっているし、仲人も立てなくなっているから、黒留袖を着る機会が本当に少なくなっている。これが結婚式の親族や仲人しか着られないというのは、なんとも残念。改まったパーティーなどでもOKとならないものか…。
着る場が制限されているからこそ、その美しさが際立つという考え方もあるが、滅びてしまっては元も子もないわけで。
当日は、「黒留袖とはどういうものか」というレクチャーや、地震被災地支援に行ったボランティアの方からの現地レポートなど、イベントも盛りだくさん。
最後にはこんなライブペイントも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/e9/50984c99258cadf2cd31f1577b2bb93f.jpg)
<黒猫さんと私の一致した見解。これは「暫」の「鎌倉権五郎」だろう(^^)>
おまけ。
こんな黒留の参加者もいらっしゃいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/25/5b/86f6cef4908a552baff0ca9d7b837b6f_s.jpg)
ワタシは黒留を着る気持ちには
やはりまだなれずに断念しました。
次回、竹姐がイベントやる時は
手足になって働きますです(笑)
たまたま知り合ったご婦人で、去年、河東節ご連中に入るお許しが出た方がいらして(三味線)、歌舞伎座最後の助六と、新橋の方助六のさいに何度か御簾内に入られるさいに黒留袖を着付けて差し上げました。御簾内なので、裾模様は各自自前の着物と帯なのですが、帯の前部分だけ揃いの塩瀬に流派家紋の金刷りしたものを当てがって帯締めします。お許しの許状なんて初めて見せていただいたりして面白かったです。
そうそう、後日この方とお孫さんにまた晴れ着の着付けを頼まれて、着せてさしあげたその日がご贔屓連中さんへの結婚披露パーティーだったのに、例のエビさん大暴れした日で、新郎抜きの宴になったというオチつき。長々と失礼を。
参加して参りました。「この機会を逃したら二度と黒留は着られないかも」という危機感で(^^ゞ。竹姐さんには感謝!また竹姐さんイベントでお会いできたら嬉しいです。
ヘエ~、面白いお話ですね。河東節連中のお着物にそんな決まりがあったとは。
あの暴行事件の日は、おっしゃるようにご贔屓への披露パーティがあり、成田屋後援会の私は参加を迷った挙げ句、平日ということもあり、参加しませんでした。が、楽しみに参加された方は残念だし、お腹立ちでもあったのではと推察してます。着付けされたTomoko さんも残念でしたね。
はつきさんの裾模様クラシックな美しさが素敵でした!
借り物だし、多分本来の用途では一生着る事も無い着物なので気分はコスプレ、笑。
また面白そうなイベントがあったら声を掛けてくだい。
その節はお世話になりました。パーティは、自分の気分が盛り上がるのはもちろん、人様の着こなしを見せてもらうのが楽しいですね。また機会がありましたら、ぜひご一緒に。
>よーし、今後買うときは刺繍ぎっちりのにする
あはは、もし私がその場にいたら、やっぱりそう思うでしょう。着るときなくても、美しいものには弱いのです☆
それにしてもすごい! 華やか! 迫力!ですねー。
なかなか壮観でした。みなさん、オフィシャルな結婚式とは違い、パーティーということで趣向を凝らしていらしたので、いっそう華やかさを増していたのだと思います
…てな感じやね (^.^)b
黒芸の御一行様というか、皆さん 出の衣裳でバッチリ決めてはるね (^_-)-☆
刺繍ぎっちりは豪華絢爛やけど、着物そのものが重くなりまっせ (;^_^A
それにしても、皆さん 御見事でした \(^o^)/
姐さん目指したが、花嫁の母にしか見えない私です(*^^*)。今度は裾ひきずりの紋付きで、参加したいなあ。そうしたら刺繍の重さもあまり気にならないかな(^^)v?