今日は寒いですが、
ぽかぽか陽気の日も増えてきて
芽吹きの春ですね
ペンペン草が、にょきっ！！
新しい葉っぱも、にょきっ！！
春の芽吹きの季節がやって来ました
鋳造が上がってきたばかりの状態ですが、
あまりのかわいさにぱちっと撮影。
仕上げてiichiさんへの出品は
もうしばらく先になりそうですが、
先行お披露目でした
3月７日「森の葉っぱリング」iichiさんに出品しました。
「森の上の～」シリーズを見たお客様からリクエストがありました
http://blog.goo.ne.jp/atelier-camomille/e/98b40cf1fffcfd1501286c074062a9aa
「葉っぱのような木」が気に入ったので、
それを１枚使ったリングとか
ブレスレットとか欲しいです・・・と。
という訳で切り離して１枚で使用出来るように
手を加えました。
どの葉っぱがいいかな？
「森の上の～」リングから切り取ったところ。
お客様はイメージが広がり過ぎちゃったようなので、
もう少し考えます、とのこと。
その間に私も葉っぱ１枚のリングを
作ってみたいと昔から思っていたのでさっそく作ってみました。
「野いちごリング」のベースを使って、
まだ完成ではありませんがこんな感じ。
お客様はリングの腕はシンプルで華奢なものとおっしゃって
いたのでこの感じではないかと思います。
ただ漠然と頭でイメージしているより
このようなたたき台があるとわかりやすいかもしれません。
お客様も私もこの「葉っぱのような木」の
デザインを思い描きながらイメージがどんどん
広がって行ったのでした
なんとか納品したバングルは結局サイズが合わず、
作り直す事に
最初サイズの勘違いで長すぎたものを切ってロウ付けした
んですが、最初のまま納品していれば・・・
と思っても後の祭
華奢な作りというご要望で全体に細く作りましたが
耐久性の観点からやはりこの際もう少し
安心できる太さで作り直すことにしました。
あと、最大の改善点はしっかり螺旋状にして
腕を入れる場所を真ん中ではなく
斜めから入れる事にしました
この利点は木槌で叩いて強度をつけながら
バングルの形を作る際、地金が伸びても構わないのです
今までは伸びると腕を入れられる最低2.7cm
をキープ出来なかったのです
縦横腕を入れる場所すべて調節する所がなく
非常に難しかったのです。
大体の形になったので、火でなます⇒
木槌で叩くを繰り返して形とサイズを合わせていきます。
（やってみたら螺旋状は結構あわせづらい
）
作り直しが鋳造から上がってきたときは
喜びもひとしお満面の笑み
でしたが、
また難所に突入。
今度こそサイズの合う付け心地の良い
ものをめざします
現在作っているリング、『森と太陽（仮）』です。
（太陽はゴールドになる予定。）
ぽかぽかの日差しを感じるのどかなリングになりそうです***
『森の上の月』リングの対極ですね。
『森と雲（仮）』というのも制作中。
雲をハート形にしてみたのですが、
普通の雲で良かったかな？
検討中。
そもそも下の画像（私物）Ｋ18のリング
を改良しようと思いつつほったらかし十数年。
これは私がコンプレックスだった地金の細工を一念発起で
著名なクラフトマンの先生に習いに行っていた頃の作品。
石はアンダリューサイト。
なんと石屋さんのおまけでタダで頂いたもの！！
(カットの練習用だったのかもしれません。)
その当時はＷＡＸ制作を主な仕事としていたため
地金に触る事は少なく、それゆえいつも
苦手意識にさいなまれていたのでした。
この作品も多くの課題を残しましたが、
大きな収穫は、地金を触る事に自信がつき、
作業がとても楽しい時間に変わった事でした。
・・・というわけで十数年を経てようやく改良した
リングが『森と太陽』、『森と雲』。
そして『森と鳥』、『森と〇〇』とシリーズ化も検討中。
●元々は葉っぱを段々に並べていくデザインでしたが、
左右対象にしました。
●以前は木にも見える葉っぱでしたが、
完全に木にしてつるっとしていた表面にＷＡＸを盛り
表情をつけていきました。
●ぐるっと一周葉っぱにしました。（裏は小さい葉です。）
●基本サイズを上げる事にしました。
（＃１２⇒＃１４）
そして・・・どうなっちゃったぺんぺん草ＮＥＷリングですが、
やっと満足のいく原型が出来、鋳造から上がってきました。
がしかし・・・
またもや手を入れたくなる箇所があり、
数個の製品に一つずつ手を加えている最中です。
まもなく完成予定で、１４日頃にはｉｉｃｈｉさんに出品予定です。
ひとまず基本形をどうぞご覧ください。
（石付きなど展開予定・・・予定ばかりですいません。）
ぺんぺん草リングが鋳造から上がってきました。
なので湯口（液状のシルバーを流し込んだ跡）や支えがついたままです。
ペンペン草に白い石を合わせる構想は前々からありましたが、
今回鋳造から上がって来て顔を合わせた瞬間ひらめきました。
ベビーパールをここにこうしようと。
そうなると楽しくなってきます。
まだ湯口も取ってない段階で、イメージ写真のような画像を何枚も！！
ギザギザの葉っぱも良い雰囲気になったように思います。
（今回のこだわり）
リングの下部分にも葉っぱがあります。
（角が取れた笹状の葉っぱ）
そして、右横の突起が湯口です。
これから湯口を取ったり、形を整えたり、細部の細工をしたりと
原型リングの仕上げ作業をしていきます・・・つづく
（これ自体は製品になりません。）
引っ張って引っ張ってなかなか進みませんが、
どうぞ気長にお付き合いくださいね。