記憶の中の団地

2016年07月13日 | 思い出

 

幼少期を団地で過ごし、特別な思いを持つ私としては

見逃せない映画『海よりもまだ深く』 を見てきました。

 

是枝裕和監督が実際に過ごした清瀬の団地が舞台でした。

やはり映画に撮っておきたいという思いがあったのでしょうね

人間ドラマとしても素晴らしい映画でしたが、

団地特有ののどかで懐かしい空気感を

ハナレグミの『深呼吸』と共に満喫してきました

 

 

高度成長期の昭和40年代にたくさん建てられたという

ニューファミリー向けの団地。

まさしく私も10歳までそういった当時は新しい

団地で過ごし、原風景となりました。

 

人生の中で団地での日々は何か特別な空気感を持ち

心の中のオアシスのような存在でした。

その独特な空気感をどうにか表現出来たらと

広い芝生に生えていた

しろつめ草やぺんぺん草に託して

ジュエリー制作に励んでいるのです。

 

 

 

 広々とした団地の片隅に井戸があったので

散歩途中でみつけたこんな古井戸も見逃せません。

 

広々とした芝生に 生えていたしろつめ草は

子ども達がしていたフットベースボールの

影響でこんなに背は高くなく、

むしろ地面を這いつくばるような姿でした。

 

 

お転婆だった私はひまわりの背に届く場所に登り

種をリスが如く食べていたりしたのでした。

 

ペパーミントグリーンの網で囲われた平和な世界

 

一歩外に出ると怖い狼がたくさん出没するような

場所でもあったのですが・・・