◯災害の記憶「平成28年の夏」
平成28年。春は季節ハズレの暑さが続き、セミの鳴き声が驚くほどで、変な年だと思っていたら、夏は長雨でほとんでど太陽を見ない日々が続いた。セミは気づいていたのかも。8月7日から8月30日の間、合わせて4つの台風が北海道に上陸。4つ目の台風の進路が極めて異状なコースだった。さらに、長雨で緩んだ大地へ“強烈な大雨”が降り、北海道の各地区に被害をもたらした。
西部十勝では芽室町、清水町、新得町に甚大な傷跡を残した。JRは長期期間不通。国道274号も日高地区など壊滅的な被害となり、十勝から札幌方面に行くには道東道が頼みの道となった。
100年とも60年に一度とも言われた「昭和56年未曾有の豪雨」の30年後の平成23年の豪雨。そして5年後の平成28年の長雨と豪雨。明かに間隔が狭くなってきた。2つとも然別川が大改修されていなければ「昭和56年災害」並みの被害になっていた。「災害は忘れた頃にやってくる」は過去の言葉になり、“必ず来る。いつかくる。それは明日かもしれない。”と準備しなければならない時代となった。
取り壊される橋
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