Be Natural

気取りも なんのてらいもなく  あるがままの自分を 感性の赴くままに そんな独りよがりの書き捨て日記です。

単独行

2012-11-19 19:51:05 | 山歩き&ハイキング

 

2010年度の警察庁の統計によると、全遭難者数2396人のうち、

単独行だったのは前年より120人も多い787人で、

全体の32.8%を占める高い割合となっている(遭難者の3人にひとりが単独行者となる計算)。

また、単独行の遭難者のうち死者・行方不明者は、

全単独遭難者の21.6%にあたる170人で、

パーティを組んでいる(2人以上の)登山者における死者・行方不明者の割合(7.7%)と比較すると、

約2倍となっている。


単独行における遭難のリスクの高さはかねてから指摘されているところであり、

警察や民間の救助隊は長年にわたって「単独行は控えるように」と登山者に呼び掛けてきた。
しかし、単独行の人気は依然高く、近年は若者の単独行者も増えつつある。

【”ドキュメント単独行遭難”より】

 

 

山歩きを始めてようやく1年の超初心者ながら

すっかり単独行が自分の中での山歩きの基本となってしまいました

 

 

独りっきりで山を歩いていて

時に「もしかして道に迷った?」と思うことや

「ここで滑落したら、誰にも気づかれないかも」

など 不安を感ずることもしばしば

 

 

特に冬山やその直前の頃だと

滑落して運よく生きてたとしても、骨折いや捻挫程度でも、

その場から動けなくなったとしたら

助けを呼んでも誰にも気づいてはもらえないだろうし

夜間に冷え込んで体温が奪われて そのまま凍死しちゃうのかな

 

なーんてことをつい考えてしまうのですが

 

これが一度単独行での充実感を味わってしまうと

もう止められないと思うようになってしまいました。

 

なんといっても

独りで自然の中に溶け込み 

自然と対話しながら歩き

無事に生還できた時の達成感が半端じゃないところ かな

 

自分で計画を立て、安易な判断で遭難して迷惑をかけてはいけないと

常に慎重を心がけて行動するようになること

 

たとえ、運悪く(滑落)事故や遭難に遭遇してしまったとしても

全ては自分自身の責任であり

他人を巻き込むことがないので精神的負担がないことも大きな魅力のひとつです。

(実は、一昨年には仲良しハイキング仲間がいたのですが、

あるとき、ふと、ここでもし事故でも起こしたら・・・

と不安を抱いてしまったことが単独行となったキッカケでした)

 

 

思い立ったら即座に実行に移せる気楽さ

歩くペースも、休憩も、食事も自分の意のままに勝手にできる自由さ

他人と関わらずにストレスを感じたくない

要するに 究極の自己中なのかもしれませんね。

 

 

ただ

 

これまでにも

大人数のグループを目にすることもしばしばありましたが

マナーの悪さには何度も閉口させられて

『こんな集団の一員でいるよりも独りの方がいいや』

と思うようになったのも その大きな要因のひとつかもしれません。

 

すれ違う時に、こちらの方が人数が多いんだから道を譲るのが当然だろう

 と言わんばかりの横柄なグループや

 

頂上や景色の良いテラスなどで

いつまでも記念撮影に興じ あげくには「お茶を入れるから飲みましょう」などと

他の登山者の存在を無視した連中

 

大声で仲間内の会話に熱中し

美しい景観を眺めることもせず、むしろ雰囲気を台無しにしても平気でいるなど

 

怒りよりも、こちらの方が赤面したくなるようなことも多々経験しました

 

 

「下界のモラルの低さをそのまま大自然まで持ち込むな!」

って怒鳴りたくなったことも一度や二度ではききません

 

登山ブームで猫も杓子も山に登るようになったのかもしれませんが

最低限のマナーは守って欲しいと願うばかりです

 

おっと ついつい愚痴が出てしまいましたネ

大変失礼いたしました

 

いずれにしても

今後はより一層安全な登山を目指し

①事前に綿密な計画を立て、登山届けを必ず提出すること

②いつでも引き返す勇気を持つこと

③どんな近場の低山でも保険をかけて出かけること

を守り 山歩きを楽しみたいと思います

 

もし、最近山歩きを始めようかと考えていらっしゃる方

単独行には さまざまな資料を集め 事前にしっかりとした調べをしたあとで

近場の多くのハイカーなどで賑わう低山から始めてみてくださいね

 

 

 

ということで(?)

昨日歩いてきた山のレコ

(フォトチャンネルも作成しています)

よかったご覧ください

 

(↓ これが今回のルートの一部

(この細い尾根を木の根や岩にしがみつきながら進んでゆきました)

 

 

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-246134.html

 


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