Be Natural

気取りも なんのてらいもなく  あるがままの自分を 感性の赴くままに そんな独りよがりの書き捨て日記です。

ハンマーナイフ購入から10年とメンテに関する質問への回答

2022-06-26 21:04:27 | ハンマーナイフ&草刈り
本日久しぶりにハンマーナイフの記事にコメントをいただきました。
 
内容は
 
要約すると ”エンジンがかからなくなり
とりあえずスパークプラグを交換してみようと思っているものの
取説での記載がなく、スパークプラグの位置がわからないので教えて欲しい"
とのご質問
 
お節介焼きなので 直ぐにでも返信しようと思っていたのですが・・・
 
『スパークプラグの位置もわからない素人の方に教えて大丈夫?』
ってこと
 
オートバイなり、車なりメカ好きでそこそこ理工系の知識があり
趣味で弄っているならいざ知らず
質問いただいている内容から どうやら”ずぶのど素人(失礼)”の様子


あとで 
ご質問いただいているスパークプラグの場所や
エンジンがかからない原因のアドバイスはするつもりですが
 
このブログ
YouTubeのように閲覧数を増やして収入を得ようとしていない
ただの物好きの日記なので
 
アドバイスに従って機械イジリして
怪我をしたとか、それが原因で機械に致命的な損傷を与えても
 
あくまでも自己責任ということでお願いいたします。
 
正直な気持ちをお伝えすると
メカを全くわかっていない人ならば ヘタに触って壊さないように
専門の業者に任せるのが、結局最も安価で早く解決する方法だと思います。
 
 
さて、ご質問にお答えする前に
2012年に購入してから10年を経過した現在の状態から
 
ドロドロの傷だらけでは恥ずかしいなと洗車してみました
最近のスマホのカメラ
色や画像処理されて実物よりもずっとキレイに写っていますが・・・
実際にはそこそこ傷だらけで 錆だらけ
土中の石を巻き込んで ハンマーナイフのケースは凸凹

まさに中古、それも相当草臥れてる
と丸わかりなのに
スマホの画像ではまだ新品みたい
 
『これじゃあヤフオクとかで出品されている画像は信用できないなぁ』 
とつくづくと感じた次第です。
 

折角高圧洗浄機で洗車したので
ついでに恒例の刃の交換作業もしてみました

今回もネット購入したのですが
材質や靭性はわからないものの
オレンジ色に塗装されて もしからしたら耐久性もあるかなぁ 
と淡い期待を抱いてます。 なんの根拠もなく(笑)






この刃の交換、
2012年にハンマーナイフを購入してから 新替えが3回目
その間に 摩耗していない反対側を有効的に使うため
新替えする前に反転してるので
 
新品X2面
交換刃3回x2面
で実質7回目の作業
 
年間の処理面積や使用頻度
雑草の種類や成長度合いによって異なりますが
 
ウチの場合は1年半毎に作業をしてきたことになります。
 
一昨年 一部の田圃で半世紀ぶりに稲作を再開し
昨年からはトラクターも購入して全体の半分ほどが
ハンマーナイフを使わなくてすむようになったため
出動回数も年間使用時間も激減したのですが
 
刃の交換が必要だということをご理解いただければ幸いです。
 
 
さて、ではスパークプラグの位置ですが
この画像の中央部
燃料タンクの中央手前下になります
OHVの表示のあるカバーの上

黒いケーブルを引っ張るとスパークプラグが現れます
専用工具を使って抜き出し、新品と交換してください。
交換後は、規定トルクでの締め付けが必要となります。
(スパークプラグ、トルクで検索して品番から締め付ける角度を調べてください)
 
エンジンがかからないとのことですが
ガソリンエンジンの場合
燃料が爆発しない原因としては
 
①燃料系統
②電気系統
③エンジン本体
があります。
 
燃料系統としては
タンクからのガソリンが正常に送られているか
(点検箇所は後述します)


排気管の目詰まりも
エンジンがかからなくなる原因のひとつです。




電気系統の原因のひとつとして
エンジン停止スイッチ(キルスイッチ)の断線も確認が必要です


燃料コックが正常な位置にあるか
汚れや目詰まりしていないか
キャブレターは
ノズルの目詰まりも多々発生する不具合の原因です。
特に使用頻度が少ない場合、
長期停止する前にガソリンをキャブから抜いておかないと
燃料成分が蒸発して膠のような状態となって目詰まりを起こします。
 
その場合、分解開放して洗浄する必要があります。
(最近、ホームセンターでもキャブクリーナースプレーが購入できます)

特にエアクリーナが汚れたまま使い続けると
泥や草の切れ端がキャブレター内に入り込み
フロートバルブが閉まらなくなったりノズルが詰まったします





さてこれ以降は全て自己責任でお願いいたします。
 
不慣れな取り扱いによって生じた故障や損傷、怪我、
その他クレームは一切受け付けませんので重々承知していただいた上
以下を参考にしてみてください。
 
但し、再々となりますが、機械のメカニズム、構造、取扱を理解されていない場合は
専門の業者での修理を強くお勧めします。
 
 
【以下はあくまでも参考として】
 
はじめに
ハンマーナイフの湿式エアクリーナーは
内部洗浄と潤滑油の補油は必須です。
空気が送り込まれなければガソリン燃焼できません。
 
馬力が落ちたように感じた場合
エアクリーナーが目詰まりしてスロットルを最大にしても
爆発燃焼できず出力不足となっている可能性大です。
 
 
原因を探す手順としては
①スパークプラグを抜く
②スロットルをMaxにしてスターターコイルを数回引っ張る
③スパークプラグの孔からガソリンが噴き出していれば燃料系統は問題なし
 
④スパークプラグのケーブルに+ードラーバーを突っ込み金属部分をエンジンのアース部に置き
スターターコイルを引いて火花が飛ぶか確認(感電して死亡する場合もあるので要注意)
(スパークプラグをつけたまま
先端の金属部分に火花が飛ぶか目視できる場合もあります。)
⑤もしも火花が飛ばない場合、
初めにエンジン停止スイッチが断線していないか確認
できれば運転状態でギボシ端子とアースの導通をテスターで確認

⑥それでも火花が飛ばなければコンデンサーが故障している可能性もあります


 
これらを実施してもかからなけらば
エンジン側(ピストンリング、ピストンライナー等に致命的な損傷)も考えられます。
 
オイル交換を定期的にされてますか?
されていなければ
ドレン受けの容器を置き
ドレンプラグを外して古いオイルを抜き出し
金属片が入っていないか確認してみてください


 
 
こんなに詳細に説明しちゃったら
なんか、農機具業者から恨まれそう(笑)

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