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気取りも なんのてらいもなく  あるがままの自分を 感性の赴くままに そんな独りよがりの書き捨て日記です。

マタギへの道【最終章:銃所持許可申請中】

2021-05-11 15:00:03 | 狩猟・射撃・マタギ
 


思い起こせば 丁度1年前の2020年5月
我が家の淡竹と真竹の竹林に
毎年恒例の筍堀りに行ってみたところ
 
普段なら数十本の淡竹の筍を収穫する時期なのに
至るところが掘り返されて
穴ボコだらけで皮が散乱
 
 
 
それまで毎年順調に収穫していたのが
突然そんな荒らされた状態になっているのを目前にして
 
偶然、その数日前に孟宗竹の竹林が盗掘されていたこともあって
てっきりココも盗掘されたんだと思い込んでいたところ
どうにも様子が変
 
 
 
淡竹は特に道具を使わなくても 根元で折ったら簡単に採れるのに

穴ぼこだらけにするだろうか? と疑問が沸き


ようやく猪に食べ尽くされてのだと気づきました。
 
 
その後も約ひと月
淡竹も真竹も猪に食べ尽くされ
すっかり学習させてしまったのに気づき
 
最初に電柵をしようと考え
市役所に補助金が出ないかと尋ねたところ
竹林には認定は無理だと伝えられ
 
猟友会に有害鳥獣駆除で相談されてはどうですかとのアドバイス
 
この地区の猟友会の支部に電話してみると
「竹林は罠仕掛けても難しいでぇ。。。」との消極的な返答だったので
 
『そんなら他人任せにせずに狩猟免許を取ってやれ
『牡丹肉大好きだし一石二鳥やんか』と思い立ち
 
ネットサーフィンして講習会があることをみつけ
早速参加申し込みをしてみたのが6月のこと
(狩猟ブームなのか、大人気ですぐに定員を満たしてしまうようでした)
 
7月末の講習会に参加するつもりが
運悪く断食期間中と重なってしまい、腹ペコで遠出する気力がなく
次回の講習に変更してもらい
 
ようやく
狩猟免許取得促進講習会に参加したのが
9月4日のこと
当初は、我が家の竹林に現れる猪退治が目的だったため
わな猟の免状だけを取るつもりだったのが
 
あれこれ狩猟と有害鳥獣の現実を知らされ
 
銃の取り扱いも習ってみたところ
 
 
待ちのわな猟よりも
有害鳥獣の駆除で社会貢献するのも悪くないなと思い出し
 
9月27日に筆記と実技試験を受けて
わな猟と第一種銃猟の免状を取得したのが10月10日
 
その後、猟友会の新人ハンター育成講習会に参加して
10月12日に猟友会に入会し
 
警察署で銃の初心者講習会を申し込み
(11月の講習はすでに満員で断られ2月まで待つことに)
 
2月19日に 県警本部で銃の初心者講習会を受講し

 
 
講習修了証明書を受け取ったのが3月1日
その日に 射撃教習資格認定申請書類一式を提出し
 
3月22日に猟友会の人に案内していただいて
銃砲店で自動銃やその他の用具を仮押さえして
 
認定されたとの電話を受けたのが4月6日で
射撃場に初心者教習の申し込みを済ませ
 
教習資格認定証を受け取ったのが4月9日
またまた猟銃用火薬類等譲受許可証を申請し
 
 
 
4月16日に 京都市右京区となった京北町にある
京北射撃場で射撃教習と試験を受け
 
 
 
合格ラインの25発中2発の命中を
最終試験では13発命中させて無事クリアーし
 
 
写真ではお見せできませんが、
帰路、自動銃を仮押さえしている銃砲店でガンロッカーと装弾ロッカーを買って
 
翌日警察署で 試験の合格証と 
精神科の診断書や 近隣の身元調査 などをそろえ
銃の所持許可申請を済ませ
 
ガンロッカー・装弾ロッカーの設置状況の確認と
家族へのヒアリング(銃を持つことに反対していないか等)があり
 
ようやく所持許可がおりるのを待つだけとなりました。
 
射撃教習の資格認定でも
身元調査
(犯罪歴とか、ギャンブル好きじゃないかとか、大酒飲みじゃないか、借金を抱えていないかなどなど)
で約1月かかり
 
銃の所持許可で
また1月はかかるんだそうです
 
 
 
狩猟免状を取得するまでが
超簡単だったので
 
銃を持つことの大変(面倒)さを
身をもって知ることとなりました。
 
 
昔は、ほとんど申請だけで簡単に所持できてたようですが
凶悪犯罪や自殺など
銃を使った事件や事故が増えて
年々厳しくなっているのを知って
むしろ安心させられたんですけどネ
 
 
もしかしたら許可されないかもしれないけど
それはそれでいいかな って感じです。
 
だって
新品の銃が約35万円
実猟で銃を使えるようになるには
5,000発は射撃練習しないといけないそうで
 
弾とクレー代を単純計算しても50万円
その他の経費を加算したら百万円じゃあすみそうになさそう。
 
これまでにも
狩猟免状のための試験代、猟友会の入会費と年会費、
猟の保険、狩猟登録代に
 
銃の所持申請までの
諸々の費用で20万円以上使ったんじゃないかなぁ。。。
 
 
銃を持てるようになったら
猪や鹿、熊の巻き狩りに参加しようと思ってたら
 
最近はめったに巻き狩りなんかしないそうで
(猟犬がいなかったら無理らしいです)
 
猪や鹿はもっぱらわな猟(檻かくくり罠)で
銃は、山の中での止め差しと鴨撃ちで使うくらいなんだそうです
 
 
そこそこ銃の取り扱いが上達して
有害鳥獣駆除のメンバーに加えてもらえたらよし
 
それが叶わなかったら
臨機応変にクレー射撃を趣味にしようと思います。
 
 
それにしても
狩猟のことを思い立ってから銃を持てるようになるまで丸一年
 
 
管轄の警察署が銃の取り扱い件数(需要?)が少なくて
他の地域とはくらべものにならないほどスムーズなんだそうです。
 
ご参考まで
 
 
 
【付録: 件の狩猟をしようと思い立った竹林は、有害鳥獣駆除の許可を得て檻を設置しました】
 
ただ、もしも罠にかかっちゃったら・・・ひとりで止め差しできるのか、それが大問題
 
 
 

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