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気取りも なんのてらいもなく  あるがままの自分を 感性の赴くままに そんな独りよがりの書き捨て日記です。

台風18号災害ボランティア活動に参加してきました!(小浜&若狭)

2013-09-24 17:48:03 | 生き甲斐

最初に被災者のみなさまに

心よりお悔やみ申し上げます。

 

金銭的にも、精神的にも

凡人からは想像もできないほど大変なことと思いますが

(心の)痛みや苦しみをバネにして

頑張ってください

 

さて、先にご案内のとおり

今回の台風18号での河川氾濫及び土砂流出被害の

災害ボランティア活動に参加させていただいてきましたので

ちょっぴりご報告させていただきますネ。

 

18日午前中にネットで情報を探してみたところ

未だ京都府内は、地域住民の方のみの受付で

他府県からの受け入れはしていない様子

 

ならばと一般の受け入れを表明していた福井県のVCに連絡を取ってみたところ

「お手伝いいただけたら助かります」とのお話だったので

まづは、高浜町営の国民宿舎を宿泊先として確保

 

夕方仕事を終えてから

ホームセンターに走り とりあえず必要な装備を揃え

 

仕事の引継ぎ 移動車両への積み込みを完了したのが 19日の午前1時

久々の出動に興奮して なかなか寝付けなかったものの

なんとか2時間程度微睡めたので 4時起きして朝食を済ませ

5時に出発

カーナビをセットすると 高速優先で移動距離195キロ 高速料金5400円

 

そらアカンがな~

ってことで一般道、距離優先にして

阪奈道路→24号線バイパス→木津バイパス→京奈和道→大久保バイパス

→観月橋→師団街道→川端通りを経由してR367を北上

大原を抜けて途中トンネルから鯖街道を朽木に北上しようと思ってたら

”土砂崩れにより通行止め”の看板が

 

仕方がないのでレインボーロードで和邇まで出て

湖西道路で今津まで出て若狭街道から

熊川宿を抜けて若狭(上中)に出て

(途中みかけた、仮設トイレを運搬中の尾張一宮ナンバーのトラック)

 

丹後街道に沿って小浜市のVCのある東小浜駅に無事到着しちゃいました

(到着時刻 午前7時半過ぎ 奈良からの所要時間 約3時間でした)

 

 当然のことながら

災害VCの扱いに慣れていないためか

どこかからヘルプに来てたボランティアコーディネーターが

取り仕切ってるんだけど

 

これがまた経験不足なのか要領悪くて

登録もマッチングもオリエンテーションも 「・・・・・ 」って感じで

ちょっとイライラさせられちゃいましたが

 

なんとか2度目のマッチングでようやく活動開始

 

この被災地は北川の支流の江古川地区

山裾の田園地帯を流れる川が増水して

大型の流木等が橋に引っかかったために

溢れた水によって住宅地を水没させてしまったようでした。

数少ない経験ですが

平地で水害に遭う場所には、こうした橋が原因で

流木やゴミで流れが滞り、溢れてしまうケースがほとんどでした

 

この地域は、新築の新興住宅地ばかりが床上浸水してしまったため

畳やジュータン、家具、布団類はもとより

家電製品のほとんどが被害に遭ったため

 

災害から3日後とあって、運搬と搬出が主な作業となりました。

 

作業完了後 VCでいただいたのがコレ↓ 

日帰り温泉の御招待券と

赤い羽根の水

 なんでか赤いからカープらしい(笑)

 

この日の宿は

前述のとおり

ネットで見つけた 高浜町営 国民宿舎

食事を頼まないと1泊4300円だったので 一瞬失敗したかな~って思ったけど

風光明媚な場所で なかなか良かったですヨ

この辺りの海岸線

韓国からのプラスチック等の廃棄物も沢山流れ着いているようでしたが

今回の災害で広範囲に水没した福知山を流れる

由良川からの稲刈りあとの藁等が普段でも漂着しているのだとか

 

若狭一帯は、夏になると海水浴が売りの場所なので大変です

 この日は、宿の夕食は事前予約分しか準備していないとのことで

近くのスーパーで適当に買い出ししてきたもの

 

昼の肉体労働のせいなのか夜の7時前にはスッカリできあがって

部屋でウダウダと 自分も写していただいちゃってたローカルニュースを観ていたところ

フロントからの電話で「お客様がおいでですか」とか

 

実は、昼間同じグループで活動した地元の方が訪ねてきてくれたんですよ~

作業の合間にちょこちょこっとお話しただけだったんだけど

 

奈良から来たヘンなオッサンに

なんだかとっても感動していただいちゃって

ゆっくりと話がしたかったとか

 

なんだか恥ずかしい思いもあったけど

こんな出会いがまた嬉しくてクセになっちゃってるんですね~

 

そうそう、この周辺のみなさん

ロシアのタンカー”ナホトカ号”の

原油流出の時、それこそ総出で油の処理をしてこられたんですヨ

それも極寒の真冬の日本海で

 

まったく頭が下がっちゃいます

 

 

翌日は、小浜の被害がさほどシリアスでない様子を知り

前日の作業終了後に電話しておいた若狭町に行ってみました

ネットで調べてみた時には

募集人数も小浜の方が倍ほどあったんだけど

実は被害は若狭の方が大きかったことを知りました

 

この日も、マッチングで

「その気できてるんで、できるだけ重労働の場所に行かせてください」ってお願いして

三方の土砂が流れ込んだお宅へ

 

この水路(?)は、山水が流れる場所で

上流の砂防ダムがすでに満杯となっていたため

大雨で流されてきた土砂が そのまま流されてきて

↑この直角に曲がったコーナーで土砂がせき止められ

両側のブロック塀まで土砂で埋め尽くされ

溢れ出ていたものの、その荷重に耐えきれずブロック塀を倒し

一気に上流に向かって右側のお宅に流れ込んだとのことでした。

 

幸いにも、土砂は家屋の床板の下でとまったため

床下浸水で収まったのですが、庭を覆い尽くしてしまった土砂の掻きだしが

作業内容となりました。

この日のボランティアが6名(うち女性2名)

地元の業者のみなさんなのか有志なのか5名ほどの方々と

ダンプ+ユンボ+ショベルカー

そして被災者の家族の方の なかなかの大所帯でしたが

4日目にもかかわらず完了することはできませんでした

この日のボランティアのメンバーは

全て個人参加の方々ばかり

 

ヤル気に満ち溢れているので

うら若き女性2名も

泥にまみれることを厭わず

丸一日スコップを握りしめ黙々と作業する様子を見ながら

 

これがあるから

災害ボランティアやめられないんだよな~って

感慨に耽っちゃいました

 

この日作業終了後にVCでいただいたのが

名水”瓜割の水”に

若狭町の公営施設 パレアの入浴券

 

泥まみれ汗まみれなので

とっても嬉しかったです

そうそう、この施設まで案内してきてくれた

一緒に作業したグループの女性が

「今晩泊まるとこあるんですか? よかったらウチに泊まりますか?」

ってオファーしていただいちゃいました

 

 

超お言葉に甘えたかったのですが

この日は、30数年ぶりに敦賀で人と合う約束があったので

丁重にお断りして(実は、恥ずかしいから素っ気なく対応しちゃったんですよ)

 

そうして2日目の夜は、予定していた敦賀で一泊し

翌日からは3連休なので

相当数のボランティアが集まるだろうと予測していたことと

土砂崩れで通行止めとなっている常神半島が回復しなければ

新たなニーズもあまり増えないかなと思い

 

早朝に三方五湖周辺を下見してみました。

大好きな夜叉の舞台 日向(ひるが)は

途中の道路に一部土砂崩れした跡をみかけたものの

家屋への被害はなさそうな様子

 

しかしながら 三方五湖有料道路は通行止め

 

被害状況は予測の域を出ないものの

常神半島の先端近くまで走ってみたら

やはり遊子付近で通行止めとなっていました。

 

 

 

そんな訳で

前日一緒に活動した名古屋からのボランティアの方と待ち合わせていたVCまで行き

とりあえず連休は多くの人出が確保できると思い 

この日は参加せずに帰ることを決めちゃいました。

 

そうそう、前日自宅に泊まりませんか?ってお誘いいただいた方が

わざわざお昼にってオニギリを握ってくれたそうで

これまたとてもありがたかったのですが

作業もせずにいただいては、あまりに申し訳なかったので

「どなたか今日一緒に活動される方に渡してあげてください」って

お願いしちゃいました。

 

いつも素敵な人達に出会えて

心の洗濯させていただいてます

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

さて、ボラバスでの心の清らかな人々との出会い

喜びを共感する楽しみも捨てきれないのですが

 

タイミングによっては 平日でも自由になる自分にとって

災害が発生した直後でも動ける利点と

自分の車で さまざまな機材も運べることに重点を置くようになってしまい

個人参加の方により一層の喜びを感じるようになりました

 

一期一会であることをわかっているからこそ

そのひと時を大切にするように心がけるからなのでしょうか

 

午後になると

最初にボラセンで会った頃の 固さもほぐれ

お互いをより尊重するようになるような気がします

 

なんといっても

元々協調性のない人間で グループで行動すると徒党を組むような気になって

それがまたとっても苦手な性格なのも理由のひとつなんですけどね

 

 

 

 

さて話題を変えて 今回持参した装備をご紹介しちゃうと

 

高圧洗浄機

ホースリール 30m

延長コード 10m x 3ケ

スコップ

雑巾、軍手、ゴム手袋

雨具(ヤッケ)

キャメルバッグとクッキング用水筒(?)

ジェットボイル

ウエットティッシュー

防塵マスク&ネット付ハット

 

その他 写真に残していませんでしたが工具一式

 

テスター、電工関係

ドライバー、スパナ等一般工具

デジタルサーモメター他

 

少々の車や機械、電化製品程度なら直せるかな って

 

 

あと

阿蘇の時にとっても有益だなって実感した

1,200Lくらいの水タンクにエンジンポンプにノズルも欲しいんだけど

そうなるとそこそこシッカリしたトラックがいるなぁ 

って欲しいものが広がるばかり

 

これからはより一層頑張って仕事して 

資金を稼ごうと心しているところです!


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