Cudilleroに到着し
飛び込みでHotelにCheckinでき安堵した途端
前日もFaroからA Corunaまでの移動で
昼過ぎにPortoのバスターミナルで分厚いパンピザを食べただけ
この日も夜明け前にHotelを出て電車の乗り継ぎでまともな食事をしておらず
お腹ぺっこぺこ
海辺だしシーフード食べるぞ~ と意気込んで
レストランの集まっている辺りを目指してほぼ駆け足 (笑)
オォ~、これこれ
この漁港に面した狭い傾斜にひしめき合う漁村のカラフルな家の景色
でも残念ながらちょっと曇り空だったのと
平日のそれも週末明けの月曜とあって閑散としてる様子
まあ、観光客でひしめきあってるより良いや と
どのレストランに入ろうかと周辺を散策
口コミと評価の一番高かった
この店に決定 (Casa Julioだったかな)
席に案内されてメニューを渡されたものの
サーモンとメルルーサはわかるものの
他の魚の名前はさっぱりで
調べるのも面倒くさいなぁと思ってたら
気のいい明るいウエイターが
スペイン語に片言の英語で
『最高のオススメの魚のムニエルとポテトとサラダのセットで€32でどう?』
「それでいいけど、白ワインも頼みたいんだけど」って言うと
これまた地元のオススメのあるってことで『Muy Bien』と快諾
このワイン€20だったかな? ホントに美味しくて文句なしでした
で、出てきた料理は
またまた舌平目のムニエル
(Rotterdamでも舌平目のムニエルだったし)
と、ちょっとだけ同じのじゃあ残念だなぁって思ったけど
空腹は最高の調味料ってだけじゃなく
久々のまともな食事を堪能し 猫マタギ(笑)
いい気分で精算を済ませ食後の腹ごなしがてら
展望台に登ってみることに
坂を上ってると我が家の愛猫クロッチと同じ 黒猫発見
オイって声かけると この態度↓
声かけておいて”可愛くないなぁ~”と
ほなサイナラとそそくさと離れ
展望台からの眺望を堪能
切れ落ちた谷の淵まで登って遠くの海岸線の眺望を楽しんだものの
曇り空でちょっと残念だなぁと思いながら
別の路から降りていたところ
ベランダでお留守番してる犬を発見
”そっか~、お留守番ご苦労さん”と声掛けて
そのまま下り坂とすすむと
今度は用心深そうなネコを発見
のんびり寝転がってたのに声かけたら用心して逃げ出しそうな気配
岩合氏のようにはいかんなぁと嘆きつつ
とりあえずお腹も朽ちたし
ワインの酔いと移動疲れもあるしとホテルに帰ってシエスタ(午睡)することに
適当に起きれるだろうとアラームをセットせずにいたため
爆睡してしまい 目が覚めたのは夜11時前
焦って飛び起きて晩御飯食べようと
レストランやカフェの集まってる向かってみると
ほぼ店じまいしてるところだらけ
そんならせめて夜景だけでも楽しもうと
写真栄えする風景を探して散策をすませてから
ホテルに戻ろうとすると
ヨーロッパ各地によくある水飲み場や
各地の田舎で見かける昔懐かしい共同洗濯場を発見
昔は、漁村の女房達が集まって賑やかに井戸端会議してたんだろうなぁ
生まれ故郷の実家の近くにも
5m四方に堀った穴に大きな板が数本渡してあって
コンコンと湧きでる清水を溜めて洗濯場にしているところがあり
近所のオバサン達の社交場になってたなぁ
と昭和30年代の幼少の頃のことを思い出しちゃいました。
そんなわけで またまた晩御飯抜きとなってしまいましたが
運よく飲み物の自販機があったので
コーラやミネラルウォーターを買ってホテルに戻り
Wi-Fi環境の不便なスペインなので
翌日の帰路のチケットとホテルを予約して就寝
翌朝は前日ゆっくりしっかり寝たこともあって
朝6時には起きていたのですが
朝御飯食べられるようなカフェはまだ開けてないだろうなぁと
9時まで我慢してホテルを出発
(ヨーロッパのホテルは基本朝食込なのでホテルでシンプルブレックファーストはありますが)
開店したばかりのカフェで朝食
生ハムのオープンサンドにカフェコンレチェにオレンジジュース
ロケーションが何と言っても最高で
最高に美味しかったです(€8.50)
パン屋も開けてて大好きなパンオショコラもありました。
朝食後にブラブラ歩きしてると
魚屋で貝と念願の亀の手を発見
よしよし念願の亀の手食べるぞぉ~と思いながら
腹ごなしを兼ねてまたまたCudilleroの景色を求めて歩きまわり
漁港に集まるウミネコたちや
磯遊びした時のシャワーや
観光案内ボードを眺めながら
湧き水のトンネルを見つけたり
コップ洗いできそうな花に驚いたり
河口を塞がないように設置された杭を感心しながら眺めたり
前日はもう閉まってた観光案内所でマップをもらいがてら
この辺りの漁法のジオラマを眺めたりと
昼の時間まで時間潰ししてから
また亀の手が残ってるか魚屋で確認してから
シーフードレストラン探し
開店準備してたらこの店で亀の手の写真を見せて
「あそこで売ってたけど食べれる?」と尋ねると
Si Siと快諾
それならこの店でいいやと席につき
またまた白ワインをボトルで頼み
念願の亀の手を食べていたところ
前日の不愛想な黒猫出現
おこぼれにあずかろうと目まんまる(笑)
続いてSea Food Plateを注文していたので
お裾分けしましたが
残念ながら ほとんどが冷凍からの戻しでがっかり
そういいながらも勿論完食しましたが・・・
お会計は
白ワイン €22
亀の手 €34
シーフードプレート €58
追加のグラスワイン1杯 €2.40
税金込で合計 €116.40
楽しみにしてた海鮮があまりに残念で
このままじゃあ日本に帰れないなぁと
バルに立ち寄り
トルティージャ(オムレツ)で生ビールを飲み
時間帯も悪くローカルの酔っ払いもいない時間だったので
そこそこにしてバルを出てベロンベロンの千鳥足でお土産屋に立ち寄り
CudilleroとAsturias名物の缶詰を買い
まだ時間に余裕があったけどHotelに戻って荷物を引き取って
Cudirello駅に向かって坂道を登っていったところ
面白い標識を発見
横断禁止なんだろうと思いつつ
”恋の逃避行or駆け落ち禁止か?”って見えてしまいついニンマリ
昼酒の酔いと急坂をのぼってヘロヘロになりながら
Feveのキップを現金で購入し
無事改札を通り
Gijonからの折り返しで停車中の車両に乗り込み
車内で爆睡
ところがなかなか発車してくれず
Asturias空港へのバスに乗る予定のPiadras Blancasに到着したのは
空港バス停留所発車時刻の5分前
酔いも醒めてしまい競歩でバス停に向かったのですが・・・
既に通過したあと
流しのタクシーはないし、
歩いてる若者にタクシー乗り場を尋ねても知らず
搭乗予定の飛行機に乗り遅れるかもと覚悟しつつ
人気の多い場所まで移動して
老人に尋ねるとようやくタクシー乗り場を教えてもらうことができ
数百メートル離れた場所までガラガラとキャリーバックを引きずりながら
タクシーを発見
急いで乗り込み 空港まで と告げて
無事空港に到着
無事 ベルギーへの飛行機に乗ることができましたが
いつもながらのハラハラドキドキ
そろそろこんな行き当たりばったりも卒業しなきゃダメだよな~と思いながら
窓からの景色を眺めAsturiasに別れを告げたのでありました。
このCudilleroって場所
大好きなスペインで次はどこに行こうかな?とネットサーフィンしてた時にみつけ
いつか行こうと思ってた場所のひとつだったのですが
あえて不便な場所感を味わいたくて超ローカル線を使い訪ねた甲斐あって
なかなかいい思い出となってくれました。
世界規模の旅行ブームでオーバーツーリズム(観光公害)となっている昨今
やっぱ僻地=田舎が一番だなぁと痛感しました。
興味持たれた方がいらっしゃいましたら是非訪ねてみてくださいね。
(但し、Seafoodは魚屋で売ってる新鮮な魚介類を確認してから
レストランで写真見せながら「これ食べたいんだけど」と交渉するのがオススメです)
【⑥に続く】