書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

臨書  趙之謙「隷書張衡霊憲四屏」

2012-05-20 08:32:34 | Weblog

太素之先

幽清元静

冥黙市象

厥中惟虚

厥外惟无

如是久焉

斯以溟涬

盖乃道之

根根既建

自无生有

太素始萌


趙之謙(1829-1884)
紹興の裕福な家庭に生まれた。
長髪族の乱への遭遇、生家の没落、愛妻の死など、
若くして困苦を経験した。
元来、生来精気旺盛な性格が、
この困苦を逆手に取った如く、
その感情を書画にぶつけたのではないかといわれる。
その辺りが日本人の琴線に触れるのであろうか、
彼に対する日本人の評価は狂的に高い。


 

古典を極める 臨書〈下〉古代書・行書・草書
高橋 蒼石,渡部 半溟
天来書院




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