書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

臨書  趙之謙「隷書張衡霊憲四屏」

2012-05-21 09:45:04 | Weblog

可為色

渾沌不分

故道徳之者

永渾成

先天地生

其気体也

道而形

其遅速固未可得而未天体

又永久焉

 

趙之謙(ちょうしけん)は道光(どうこう)九年(1829)に生れました。

同時代の書の名人と謳われた、包世臣(ほうせしん)・呉讓之(ごじょうし)・何紹基(かしょうき)は年長にあたり、呉昌碩(ごしょうせき)はやや後輩です。

呉讓之や何紹基などは実際に会って、その時の交流の様子が残っていますが三十歳もはなれています。

出身地である紹興(しょうこう 浙江省・せっこうしょう)は、紹興酒に代表される酒造の土地柄の商業の町でした。 魯迅の出身地でもあります。

字ははじめ益甫(えきほ)のちに三十歳頃からは撝叔(きしゅく)といいました。

号は二十代中ごろからは冷君(れいくん)、三十代中ごろからは悲盦(ひあん)また无悶(むもん)といいました。

# 趙之謙に付いては 遠藤昌弘著作選 臨書探訪82 を引用させていただいて居ります。
 
 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿