自分の強みの見つけ方

こんにちは

 

心を育てるコーチングの黒川彩音です

 

 

 

今回は、「ジョハリの窓」を用いて自分の強みを明確にして、自分の道を見極めて、自立した新たなキャリアを築く方法についてお話ししていこうと思います。

 

皆さん自分の強みをご存知でしょうか。自分の強み、そう言われても「自分の強みってなんだろう？」と思うかもしれません。自己分析して自己理解は試みたけど、結局わからないという方に、ジョハリの窓が役に立ちます。

 

30歳を過ぎて、私たちは度々自立を求めますが、その進み方がわからない、または強みがわからないこともありますよね。このような時、ジョハリの窓を通して、自立への道を見つけて、強みを理解することができます。

 

ジョハリの窓とは、自分と他者との関係を理解するための心理学的ツールです。このツールは、自分自身の認識と他人の認識の間のバランスをとることで、私たちが自分の強みを理解して、活用するのに役立ちます。特に、コミュニケーションやリーダーシップ、私たち個人の成長において重要な役割を果たします。

 

ジョハリの窓は、1955年にアメリカの心理学者ジョセフ・ルフトとハリー・インガムによって開発されました。このモデルは、自分と他人との間で情報を共有して、フィードバックを受けることが重要だと教えてくれます。

 

ジョハリの窓は、開放の窓、秘密の窓、盲点の窓、未知の窓、4つの窓（領域）から構成されています。

 

 

1.開放の窓：

 

まず、開放の窓は、自分と他人が共に知っている自分のことです。これには自覚している強み、行動、態度、スキルなどが含まれます。この部分が大きいほど、人とのコミュニケーションがスムーズになり、信頼や親近感が生まれやすくなります。この自分のオープンな部分を理解して活用することで、自宅での仕事を始めたり、新しいキャリチェンジを探求するなど、自分の可能性を広げることができます。

 

2.秘密の窓：

 

秘密の窓は自分だけが知っているけれど、他人にはまだ明かしていない自分の情報や強みです。これには自分のトラウマやコンプレックスなど、他人に話すのが難しいことも含まれます。しかし、これらの情報を自己開示して、信頼関係を築いて、コミュニケーションをスムーズにして、自分の能力を最大限に発揮できるようになります。また、他人からのフィードバックを受け入れることで、自分では気づかない弱点や癖を知れて、自分をより良く理解することができます。

 

3.盲点の窓：

 

盲点の窓は、他人が気づいているけれど、自分ではまだ気づいていない自分の情報や強みです。これには、思わぬ長所や他人を不快にさせてしまう行動も含まれます。自分では気づかないこれらの点を理解するためには、他人からのフィードバックがとても大切です。フィードバックをもとに自己認識を高めて、これらの隠れた強みや改善すべき点を明らかにして、より良い自分になることができます。

 

4.未知の窓：

 

未知の窓は、まだ自分も他人も気づいていない強みや可能性が隠されています。これには、潜在能力や未発見の才能、さらには無意識の心理も含まれます。新しい経験に挑戦したり、深い自己探求を通じて、これら未知の部分を探って、自分自身の新たな面を発見して行きます。そうすることで、自己成長の新しい道が開けて、自分でも知らなかった強みを活かすことができます。

 

このジョハリの窓の4つの領域を活用することで、自分の強みの見つけて、私たちの課題や問題を解決するアプローチを取ることができます。

 

 

1.開放の窓：

 

開放の窓をうまく使うと、自立したいけれど次のステップが分からない時に役立ちます。自分も他人も知っている自分の良いところや技能を基に、しっかりした計画を作れます。自分の良いところを活かせば、新しい仕事の道を探ったり、家でビジネスを始めたりすることができます。開放の窓を活用することは、自分の良いところをしっかり把握して、それを活かして前に進むためにとても大切です。

 

2.秘密の窓：

 

秘密の窓を開けば、自分だけが知っている良いところや情報を人と共有することができて、お互いに信頼しあえる関係が生まれます。特に、人生で大きな変化を望む50歳以上の方や、子どもが独立した後の新しい仕事を見つけたい方にとって、隠れていた自分の力を見つけ出すことは新しいチャンスを生み出します。自分の本当の力を知ることで、新しい仕事や生き方を見つけて、新しいスタートを切る準備ができます。

 

3.盲点の窓：

 

盲点の窓を使って、他の人からのフィードバックを受け入れることで、自分が見逃していた良い点や直すべき点に気付けます。30歳を過ぎて仕事の仕方を変えたい時や、新しい職を探している時に特に役立ちます。人のフィードバックを受けることで、自分をよく知り、仕事での成果を上げたり、新しい仕事のチャンスを見つけたりすることができます。他の人の視点を取り入れることで、新たなキャリアの可能性を見出したり、現在の仕事でのパフォーマンスを高めたりすることができます。

 

4.未知の窓：

 

未知の窓を探ることは、まだ自分も他の人もまだ知らない自分の新しい力、潜在能力や才能を発見して、自己成長の新しい道を切り開きます。これは、自立したいけど進み方がわからない人や、自宅で仕事を始めたい女性にとって特に重要です。新しいことにチャレンジしたり、自分を深く知ることで、隠れた才能を見つけ出して、自分の未知の可能性を開花させて、自分自身を創造する旅を進めることができます。これによって、自分で決めた目標に向かって、しっかりと歩みを進めることができるようになります。

 

各窓を活用することで、自分自身の内面と外面の両方からアプローチして、自立した新しい働き方、キャリアの構築、自宅での仕事、生き方の変革など、それぞれの目標に向けて前進することができます。

 

30代、40代、そして50代を迎えると、それぞれ異なる人生の節目に立って、新たな始まりを意味することが多くありますよね。

 

30歳で自立を求めて、自分の強みや道を見極める時期、40歳で人生の中盤を迎えて、キャリアや人生の再評価を行う機会、そして50歳で子離れを経験して、自分自身のための新しい生き方を模索する時期なるかもしれません。これらの時期には、仕事を変える必要を感じることもあります。

 

ジョハリの窓を通じて、自分自身のコアな部分にある強みや情熱、願望を掘り下げて、それぞれの年齢の節目で新しい生き方や働き方を設計して行きましょう。それぞれの年齢で新しい章を開くことは、自分自身の強みと可能性を再発見して、より豊かな人生を築く機会となります。

 

「ジョハリの窓」いかがでしたでしょうか。この旅は一人で行う必要はありません。信頼できる友人、同僚、家族、コーチとこのプロセスを共有して、視点とサポートを得ながら、自分自身の新たな章を開いて、自分自身の強みと可能性を探求する旅を続けていきましょう。

 

できる限り全ての窓を開けて進んでください。人生は自分自身を見つけることではなく、自分自身を創造することです。

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