アユ母日記

東日本大震災
平成23年3月11日
あの日から会えなくなったアユと凛へ
思いが届きますように

命の重み

2012年10月11日 | アユと凛のこと
月曜日の女川以来心がザワザワする。
涙がすぐそこまで来ていて
こぼれてしまいそうです。

ちょっと疲れてるかな
風邪だし

26年元気でいたアユが
何だかわからない内にいなくなって
1年7ヶ月

人一人行方不明や亡くなったりしたら
世間では大々的なニュースになって
4~5日はそんな話題で騒ぐのに
震災で亡くなったり行方不明者は
約2万人を一括りにされていて
1年7ヶ月でニュースにもならない。

1人で4~5日だったら
2万人分で10万日
10万日 キチンとニュースにしてほしい。

テレビに出してほしいのではなく
一人の命の重みをちゃんとわかって欲しいと思う。
「震災」はすべて何でも一括りそれが違うと思う。
「震災」という一つの大変な事の悲しみ ではなく
2万人分の一人ひとりの違った悲しみがあるんだと思う。

子ども一人 虐待でも大変な騒ぎなのに
行方不明になった凛はそのまま・・・
たまに捜索活動のニュースが出るけど
本当にちゃんと探してくれているのだろうか?
お国のパフォーマンスに見えてしまうのは
私だけでしょうか?

戦争を知らない私達だけど
体も何もないなんて
戦争で帰らない人達と一緒です。
震災の後も爆弾でも落とされたような
悲惨な状態は戦争と一緒です。

大勢だからひとり一人の命の重みを
感じなくなっているように思う。
戦争で帰らない人たちを
諦めたように
私達にも「諦めろ」と言われているような
時々そんな気持ちになる。




コメント
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