アユ母日記

東日本大震災
平成23年3月11日
あの日から会えなくなったアユと凛へ
思いが届きますように

女川を思い出す

2013年01月29日 | アユと凛のこと
時々、女川にあったアユ達が住んでたアパートを思い出す。
建って1年半のきれいな部屋だった。
玄関前には線路が見えて、時々、電車が走る。
線路の向こうに保育園があって
そこの子ども達は全員が助かったと何かに書いてあった。
一緒に逃げれば・・・
でも近い様で遠かった保育園
線路が邪魔してすぐには行けなかったし
多分建物が密集してて線路の向こうの様子など
わからなかったと思う。

何も無くなった女川を見ると
あんな風にこんな風に逃げられたんじゃないか?
と言う人がいるけど
実際建物がちゃんとある時は通れないとこだらけで
地図上のまっすぐなんか絶対行けない

ただ嘘でも冗談でもいいから
すぐに高台に行っててほしかった。
後で「ほら、やっぱり何ともなかったじゃん」
って言っても行っててほしかった。
大丈夫でいてほしかった。
何で大丈夫じゃなかったんだろう?
何でアユと凛何だろう
どこに行っちゃったんだろう?


コメント
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