眩しくて

時々
小さい子ども達が眩しくて切ない。

今日は1歳を過ぎた女の子が
初めて歩いた。
周りに居た大人達は大喜びで
その子に何度も歩いてみせる要求をして
その子もみんなの喜びに答えるかの様に
何度も歩いてみせて
みんなを喜ばせていました。

そんな光景の先に
凛を思わずにはいられなくて
私は心からその子の初めての「あんよ」を喜べなかった。

その子は私の目の前に来て
かわいい「あんよ」を何度もみせてくれた。
「上手だねぇ」
と言いながら心から喜んでいない。

凛もそうやって歩くはずだったよ。
歩いて皆んなを笑顔にしてくれるはずだったよ。
凛の得意になった顔を見て私も心から喜ぶはずだったよ。

一つ一つ出来る事が増えていく子ども達を
眩しくただ見つめている私
共感していないのにこんな仕事でよかったのかなぁ
って思う瞬間です。

凛の笑い顔が見たい。
アユの笑顔がもう一度見たい。