いろんな人達が経験している
代々続くお年寄りのし
「おばあちゃんが亡くなった時ショックだった」
と……
私も確かに父が亡くなった時ショックだった。
でも
それとアユと凛は全く違うくて
悲しみの大きさというか…
命の灯火の大きさが違うというか…
お年寄りの灯火は年齢増すごとに
輝きが薄くなって小さくなっていく
アユと凛の命の灯火は
大きく煌々と輝いていて
まだまだ膨らむはずだった。
それが
いきなり消された。
その命の灯火を
同じように考えてもらいたくないな…
命を天秤にかけると
どれも同じ
「亡くなっていい命はない」
とよく聞く言葉だけど
それと違う
命の灯火の大きさと輝き
それをなくした失望
必ずやってくる代々のお年寄りがなくなるのとは
違う
全く
違う