人はいろんな悲しみや苦しみを誰しも持っていきている。
あえて言葉にしないだけで…
だから
みんな生きていくのは大変。
そうなんだ……
そうなんだ……
そうなんだよね⁈
と
他の人の話しを聞くけど
心の中に響いてはこないよ。
なんでだ?
と
自分事を振り返ると…
やっぱりひどいんだよ。
あのガレキの中を
あのごちゃ混ぜの避難所の中を
めちゃくちゃになった社宅の4階を
数百人の遺体安置所の空気を
それを思い出すだけで
生きてる話しをしている人達の
その言葉の一つ一つが
薄っぺらい。
だから響いてこないんだよ。
人は誰でも
自分の範ちゅうの話ししかしない。
もちろん私もそうだと思う。
震災で起こった
アユと凛の出来事は
私や他の人達の範ちゅうを超える出来事で
生きてる人達が簡単に超えられる話しではない。
だから
それを語ろうと思っていても
どこまでも
思いのすれ違いが起こる。
平気な感じで話しに混ざってきても
今日は気分が悪い。
どんなにわかろうとしても
わからないから
わかろうとする事はありがたいのかもしれないけど
わかる事はないから
話しをすればするほど
イジメられてる気分になる。
気分良くない。
昨日は大丈夫だったけど
今日は良くない。