TPPがこじれて停滞していた国会もいよいよ明日がクライマックス。
議院運営委員長の佐藤勉氏は明日の本会議の開会を職権で決定しました。
与党は衆院通過を強行する構えを見せていて、
対する民進、共産、自由、社民の野党4党は
山本(失言)農相の不信任決議案で迎え撃つもようです。
*
*
*
衆議院議院運営委員長 佐藤勉 様
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、山本農相の失言をめぐり停滞していた国会ですが、明日いよいよ
TPP承認案が衆議院を通過いたします。
思い起こせば、山本農相の最初の失言は
「強行採決するかどうかは佐藤勉さんが決める」
というものでしたが、その言葉どおりの展開になるわけです。
TPPに反対の立場を取る者としては、本会議の開催決定は残念ですが、
佐藤委員長を恨む気持ちはありません。
佐藤委員長は4日の委員会採決のドタバタを振り返って
「20年間国会にいるが、
本会議の日程を協議中に委員会を開き、採決を行ったような事態は初めてで、
これを前例にすることはない。」
と発言されました。
この発言はTPPに反対する地元の支持者に向けたリップサービスだったの
かもしれませんが、私はなんだか政党の垣根を越えたところに仲間がいる気
がして、TVに映る姿から目に見えないエネルギーをもらいました。
私を含めたTPP反対派は、佐藤委員長が本会議を開いたことを責める前に、
今まで粘ってくれたことに感謝すべきだと思い、筆を執った次第です。
明日の強行採決のどこに大義があるのかわかりませんが、
今後の佐藤委員長のますますのご多幸を祈念いたします。 敬具
平成28年11月10日
クレタ拝
*
*
*
米大統領選でトランプ氏が勝利したことで、
衆議院での強行採決が無駄骨になる可能性も否定できず、TPP推進派と
反対派のせめぎ合いは、どこで潮目が変わるかわかりません。
私たちは今までの「前提」が通用しない世界を生きていて、最後に残るのは
紋切り型ではない、自分の言葉で未来を切り開いていく人なんじゃないか
と思います。
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議院運営委員長の佐藤勉氏は明日の本会議の開会を職権で決定しました。
与党は衆院通過を強行する構えを見せていて、
対する民進、共産、自由、社民の野党4党は
山本(失言)農相の不信任決議案で迎え撃つもようです。
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衆議院議院運営委員長 佐藤勉 様
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、山本農相の失言をめぐり停滞していた国会ですが、明日いよいよ
TPP承認案が衆議院を通過いたします。
思い起こせば、山本農相の最初の失言は
「強行採決するかどうかは佐藤勉さんが決める」
というものでしたが、その言葉どおりの展開になるわけです。
TPPに反対の立場を取る者としては、本会議の開催決定は残念ですが、
佐藤委員長を恨む気持ちはありません。
佐藤委員長は4日の委員会採決のドタバタを振り返って
「20年間国会にいるが、
本会議の日程を協議中に委員会を開き、採決を行ったような事態は初めてで、
これを前例にすることはない。」
と発言されました。
この発言はTPPに反対する地元の支持者に向けたリップサービスだったの
かもしれませんが、私はなんだか政党の垣根を越えたところに仲間がいる気
がして、TVに映る姿から目に見えないエネルギーをもらいました。
私を含めたTPP反対派は、佐藤委員長が本会議を開いたことを責める前に、
今まで粘ってくれたことに感謝すべきだと思い、筆を執った次第です。
明日の強行採決のどこに大義があるのかわかりませんが、
今後の佐藤委員長のますますのご多幸を祈念いたします。 敬具
平成28年11月10日
クレタ拝
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米大統領選でトランプ氏が勝利したことで、
衆議院での強行採決が無駄骨になる可能性も否定できず、TPP推進派と
反対派のせめぎ合いは、どこで潮目が変わるかわかりません。
私たちは今までの「前提」が通用しない世界を生きていて、最後に残るのは
紋切り型ではない、自分の言葉で未来を切り開いていく人なんじゃないか
と思います。
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