バレエ教師の半澤です。
いつも当スタジオをご利用頂き、
ありがとうございます!
コロナに負けずに年中無休で頑張っております。
この度、新しい生徒さん、ダンサーに皆様にも
来て頂けるように「お友達紹介キャンペーン」を
する事にしました。
1,新規お友達の体験レッスン1回無料!
2,ご紹介くだされば、その場で1000円キャッシュバック!
平日は朝は11時から初中級レベルのレッスン、夕方5時20分は
初級、夜7時から中級レベルのレッスンです。
土曜日は朝11時からのレッスン、夕方6時です。ポアントもあります。
日曜日は朝10時から初級のレッスン、12時から初中級のレッスンです。
ポアントもあります。
皆さま、お待ちしております!
ホームページ半澤正司オープンバレエスタジオHP http://hanzanov.com/index.html
(オフィシャル ウエブサイト)
私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
http://fanblogs.jp/hanzawaballet3939/
連絡をお待ちしてますね!
2021年12月19日(日)寝屋川市民会館にて
半澤正司オープンバレエスタジオの発表会があります。
Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。
スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。
バリエーションはバランシン振り付けによる「シルヴィア」
からのバリエーションです。
淡々としたリズムの中にもバラエティに富んだ振り付けが最高に楽しい
ですよ!さ、やりましょう!
連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
1987年3月 (23歳)手紙には…
第85話
スウェーデンに着きバレエ団で働き始めた。それから
暫くしてショージは首を痛め、バレエ団から休暇を
もらった。その際、母のように慕っている東京の
麻生十番にあるクラブ「愛」のママに宛てて書いた
ショージの手紙にママから返信があった。ショージは
胸を躍らせ手紙の封を切った。ヨーロッパに来て以来、
誰からも手紙をもらった事のないショージに初めて
ママからの手紙であった。
ショージには一つの大きな迷いがあった。「人生とは
何か…そして人間は何のために生きるのか…」
それをこの手紙から読み取る事が出来たのだ。
そこには「一生懸命に今その瞬間瞬間を生きる事
だけを考えればそれで良い…」ショージは絶句した。
「全神経、全力を賭けて今この時を生き、明日に
備えるために今しなければ成らない事だけに
必死になれば良い…他の一切の邪念を捨て、
先の事など心配などしなくて良い。必死に今の
瞬間、瞬間を繋げた時にそこに自分の道が出来る
のだから…」
ショージは手紙を見ながら、その文が段々と
波打って見え始めた。ショージの手紙を見つめる
目から滂沱(ぼうだ)の様に涙が堰を切って流れ
出たからだ。「ああ…この懐かしい筆跡!
昔ママから言われた言葉を思い出す…今しか
出来ない事を、その事だけをやればそれで
良かったんだ!何故、僕は今まで迷っていたん
だろう。先の事なんか心配する事など愚の骨頂
だったんだ…」目の前から霞がさーっと晴れて
行くように、そして不思議にも何かショージの
前に又、進むべき道が、方向性が微かに見える
ような気がした。
「ああ、なんて素晴らしい字なんだろう…
ありがとうママ、本当に心に沁み通る「愛」の
ママの言葉だった。
日本語の肉声カセットテープ
麻布のクラブ「愛」のママからの手紙の他に、まだ
包みの中には何かが入っていた。「あれ、何だ
これは?」包みから出すとティーシャツが入って
いた。グレーのティーシャツにマジックで寄せ書き
が書いてあった。それも可笑しいことに胸の所に
ショージがよく通っていた麻布十番の温泉マークが
手書きで書いてあるのだ。もう一つの小さな包みを
開けたらそこにはショージの後輩の秀樹からの
鉛筆で書かれたメッセージがあり、1本のカセット
テープがあった。
ショージは隣の家からカセットレコーダーを借りて
そのテープを聴くためにスイッチを押した。
「ショ-ジさんですか…?」ショージにとって
手紙に書いてある日本語の字も久しぶりであったが
この声にじっと耳を傾けた。数年の間、聞いた事が
なかった日本語の肉声だ。しかも懐かしい、直ぐに
泣く少年の秀樹の声であった。「ああ…なんと懐かしい
この声が…」
ショージは日本を発つ前に麻布のクラブ「愛」に
この秀樹という少年を紹介してショージの後釜
としてママにお願いしたのである。秀樹とは
六本木の「スタジオ一番街」の小川亜矢子バレエ
スタジオで知り合った。彼はまだバレエを習い
たてで生活力の弱い少年であったが、この男なら
真面目に仕事もしてくれるだろうし、秀樹に
とってもクラブ「愛」で働く事が出来ればママから
たくさんの事を教えて貰い、バレエを続ける事を
ママが応援してくれるだろう…そんな思いから
ショージは後釜として彼に白羽の矢を立てたのだ。
(つづく)