バレエ教師の半澤です。
火曜日から土曜日までの朝は11時からレッスンやってます。
水曜日と金曜日の5時20分からは、小学生を対象とした
レッスンをやってます。
夜は火曜日から金曜日まで7時からです。土曜日は夕方の6時からです。
祭日は月曜日も他の曜日でも朝11時からです。
皆さま、お待ちしております!
ホームページ半澤正司オープンバレエスタジオHP http://hanzanov.com/index.html
(オフィシャル ウエブサイト)
私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
http://fanblogs.jp/hanzawaballet3939/
連絡をお待ちしてますね!
2024年12月28日(土曜日)寝屋川市民会館にて
半澤正司オープンバレエスタジオの発表会があります。
Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。
スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。
バリエーションはパキータより第4ヴァリエーション「アルミードの舘より」です。
男子も自分の好きなヴァリエーションしましょう!
さ、やりましょう!!
連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
第13話
厨房から叔父さんや板前さんたち、お運びの女性たち
までも次々にたくさん出て来た。ショージは今まで
この人たちとは会った事は無かった。清子の甥っ子が
遥々狭山市から訪ねて来た事を知った店で働く全ての
人が厨房から出て来てショージを見つめた。「こんなに
沢山の人が働いているのか…」ショージは驚いた。
しかし、その人々の中には兄らしき人の姿はなかった。
清子が再び、大きな声を出して厨房にいるはずの悟を
呼ぼうとしたその時、途中から涙で声が出なくなって
しまった。ショージは皆が呆然と見ている中、一人厨房に
入って行った。そこが想像以上に広い厨房なのでビックリ
したが、奥に兄の悟が立っているのがはっきりと分かった。
自分より遥かに大きく、横顔には昔の面影が残っていた。
しかし兄はこちらには背を向けて下を向いているので
あった。ショージは兄の傍まで寄ろうとした。すると
兄はようやくショージを見た。兄の眼が赤くなって
涙を零しながら瞬きもせずにショージをじっと見つめて
いる。ショージがゆっくり…ゆっくりと近寄って行く。
ショージも口は開く事が出来なかったが心で兄に喋り
掛けた。「一体、どれほどの時が過ぎたんだろうね…」
ショージが兄のいる傍まで近づいて行けば行くほど兄の
真っ赤な両目からボトボトと涙が零れ出た。
「ねえ、お兄ちゃんは我慢して、声も出さずに、絶対に
泣くまいとしているんでしょう?お兄ちゃん、僕も
お兄ちゃんと一緒の気持ちだよ…言葉なんていらない
よね…会いたかったよ、ずーっと会いたかったよ…
僕は、何年か前に一度、病院でお兄ちゃんの顔を見る事が
出来た…だからこれで2回目だよね…でもお兄ちゃんは
昏睡状態だったから、母さんの顔も妹の顔も僕の顔も
分らなかったんだね…。
お兄ちゃんにしてみれば、あの最後の別れの日、玄関で
俯いて(うつむいて)声を押し殺して泣きながら、
固まって動かなくなったあの日からずーっと、母さんや
僕、そして妹とも会えなかったんだよね…。
長かった、本当に長かったね…みんな3人とも
元気だよ…お兄ちゃん、こんなに立派に大きくなって
どこから見ても立派な板前さんじゃないか…生きていて
くれたからこそまた会える事が出来たんだよ、お兄ちゃん、
本当に会えて嬉しいよ…。」
そう心の中で話しかけながら、兄の手を取り、2人で
背中を震わせ泣いた。「ねえお兄ちゃん…みんな厨房の
入口で、叔母さんも板前さんたちも全員が僕たち2人の
再会を喜んで泣いてくれている…ああ、お兄ちゃん、
生きていてくれて本当に嬉しい…!」
(つづく)