ポチとわたし

「ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず・・久しくとどまりたる例(ためし)なし」

初大師

2009年01月21日 | 日記


寒い雨です。
浜も一人もいない。
1月も後半…。
初大師
1/21 は初大師(はつだいし)または初弘法(はつこうぼう)という縁日。
神奈川県の川崎大師や京都府の東寺は、多くの人でにぎわいます。

21日は真言宗の開祖である弘法大師空海の入寂の日(AD835 3/21)であるこ
とから毎月この日に大師参り(たいしまいり)と称して大師堂に参拝します。
1/21はその大師参りの新年最初の日と言うことで、初大師・初弘法と呼ばれ、
何時にも増して参拝者が多い縁日です。

大師は朝廷から高僧に対してその死後に贈られる諡(おくりな)で、真言宗
では空海が最初に「弘法大師」という諡を贈られました。
弘法大師の弘法は「法を弘げた」といういみです。

弘法大師は

「虚空尽き、衆生尽き、涅槃尽きなば我が願いも尽きん」

と言う言葉を残し、今もこの祈りを高野山奥院で行っている(真言宗におい
ては弘法大師は亡くなったのではなく、姿を隠しているだけだとされている)
とされます。

「虚空尽き・・・」はこの世の生きとし生けるもの全ての安楽を未来永劫祈
るという意味でしょう。

ちなみに、大師参りでは、弘法大師の宝号「南無大師遍照金剛」を唱えるそ
うです。

と言われている…。