今朝方、懐かしい人々の夢を見た
ここ何年も連絡していない…というか、付き合いが絶えてしまっている過去の職場の同僚たちの夢
そこで一人、どうしても夢に出て来て欲しいのに出て来てくれない人がいる
その人は私が新卒で入社した会社の、学年は一つ下だが先輩にあたる男性
私が入社して一ヶ月後ぐらいに退職した人だったが、その間になぜかウマが合うとはこのことか?!というぐらい話が合い、グループで毎晩のようにドライブや食事にも行った(女性が少ない職場だったので珍獣みたいだったのだろう)
そして農家である実家へ戻って、手伝いをしながら会社勤めをする彼と電話番号の交換をし、よく長話をした
勿論、その頃は携帯など影も形もある訳もなく、親の目を気にしながらの長話だったが、私が留守なのに私の母と楽しく長話をしたり、私の自宅に友達を連れて来たり…とそんな彼だった
そんなこんな友人関係が四年ほど続いた頃に私が結婚することになり、是非出席して欲しいと言った時に彼が言った
「お前が不幸になるのを俺は見たくないから出席しない」
私の結婚相手のことを知っている彼だからこそ、結末が見えていたのだろう
そして、まさしくその通りになったのは言うまでも無い
息子を連れて離婚し実家に戻っていた私に、以前と同じように馬鹿話をし、今度は彼の結婚話を私が聞いてあげる番となった
「来年の春には結婚する予定だ」
と報告され、良かったね…などと彼が来月は26才の誕生日を迎えるはずだったある夜、共通の友だちから電話が入った
「アイツが死んだ」
嘘やろ!?
先月会ったばっかりなんよ、私の息子を見たいって出張帰りに一緒にハンバーグを食べたんやけ!!
訳のわからない事を友だちに叫びながら泣き出した私に、友だちは淡々と葬儀の日時と場所、死因を告げ
「お前、先月会ったんやったらそりゃキツいな、俺は葬儀には出きらん」
私の電話での異常な様子に、母から
「しっかりしなさい!
葬儀はどうするとね?!」
とても葬儀に参列出来るような精神状態ではなく、最期の顔も見ることは叶わなかった
それから程なくして、新盆
何とか気力を取り戻し、息子を連れてご実家へお参りに伺う事が出来た
しかし、人の生死ってこんなに呆気ないものなんだな
ひと月前に会った時
「ハンバーグはどこで食べても当たり外れがないけんね」
などと楽しそうに食べて、
「また出張で福岡に来たら会おうな!」
と福岡空港で夕焼けに溶けた後ろ姿が未だに忘れられない
そして、一度も夢に出て来てはくれない
後日、随分経ってから母が言った
「あの子にね、あんたを嫁にもらってくれって言ったとよ
だけどね、自分は高卒だから短大卒の人はもらえないって断られたと
高卒も短大卒もなんも変わらんとにね」
自分が全然知らない所で、そんな会話がなされていたとは全く知らなかった
ましてや、あくまでも友だちとしてしか考えていなかったから…
あのまま彼がウンと言ってたらどうなっていたのだろう?
本当に人の運命とはわからない
ここ何年も連絡していない…というか、付き合いが絶えてしまっている過去の職場の同僚たちの夢
そこで一人、どうしても夢に出て来て欲しいのに出て来てくれない人がいる
その人は私が新卒で入社した会社の、学年は一つ下だが先輩にあたる男性
私が入社して一ヶ月後ぐらいに退職した人だったが、その間になぜかウマが合うとはこのことか?!というぐらい話が合い、グループで毎晩のようにドライブや食事にも行った(女性が少ない職場だったので珍獣みたいだったのだろう)
そして農家である実家へ戻って、手伝いをしながら会社勤めをする彼と電話番号の交換をし、よく長話をした
勿論、その頃は携帯など影も形もある訳もなく、親の目を気にしながらの長話だったが、私が留守なのに私の母と楽しく長話をしたり、私の自宅に友達を連れて来たり…とそんな彼だった
そんなこんな友人関係が四年ほど続いた頃に私が結婚することになり、是非出席して欲しいと言った時に彼が言った
「お前が不幸になるのを俺は見たくないから出席しない」
私の結婚相手のことを知っている彼だからこそ、結末が見えていたのだろう
そして、まさしくその通りになったのは言うまでも無い
息子を連れて離婚し実家に戻っていた私に、以前と同じように馬鹿話をし、今度は彼の結婚話を私が聞いてあげる番となった
「来年の春には結婚する予定だ」
と報告され、良かったね…などと彼が来月は26才の誕生日を迎えるはずだったある夜、共通の友だちから電話が入った
「アイツが死んだ」
嘘やろ!?
先月会ったばっかりなんよ、私の息子を見たいって出張帰りに一緒にハンバーグを食べたんやけ!!
訳のわからない事を友だちに叫びながら泣き出した私に、友だちは淡々と葬儀の日時と場所、死因を告げ
「お前、先月会ったんやったらそりゃキツいな、俺は葬儀には出きらん」
私の電話での異常な様子に、母から
「しっかりしなさい!
葬儀はどうするとね?!」
とても葬儀に参列出来るような精神状態ではなく、最期の顔も見ることは叶わなかった
それから程なくして、新盆
何とか気力を取り戻し、息子を連れてご実家へお参りに伺う事が出来た
しかし、人の生死ってこんなに呆気ないものなんだな
ひと月前に会った時
「ハンバーグはどこで食べても当たり外れがないけんね」
などと楽しそうに食べて、
「また出張で福岡に来たら会おうな!」
と福岡空港で夕焼けに溶けた後ろ姿が未だに忘れられない
そして、一度も夢に出て来てはくれない
後日、随分経ってから母が言った
「あの子にね、あんたを嫁にもらってくれって言ったとよ
だけどね、自分は高卒だから短大卒の人はもらえないって断られたと
高卒も短大卒もなんも変わらんとにね」
自分が全然知らない所で、そんな会話がなされていたとは全く知らなかった
ましてや、あくまでも友だちとしてしか考えていなかったから…
あのまま彼がウンと言ってたらどうなっていたのだろう?
本当に人の運命とはわからない