時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

「渋谷のスクランブル交差点」と「アビーロードの横断歩道」

2022年09月16日 | 日々の、あれこれ

 

日本に来る外国人旅行者にとっては、渋谷のスクランブル交差点は日本の観光スポットとしては目玉のひとつらしい。

中には、ここに来てみたいがために来日する人もいるらしい。まあ、そういう人は日本では他にも行きたい場所があるから来るのだろうが、少なくても行ってみたい場所のひとつとしては渋谷スクランブル交差点は優先度は高いのだろう。

 

日本には渋谷以外にもスクランブル交差点はあるが、スクランブル交差点という名称を耳にして、まず最初にイメージするのは渋谷スクランブル交差点である人は多いと思う。かくいう私もその中のひとり。

 

 

だが、渋谷スクランブル交差点というのは、私にとってはちっとも珍しい存在ではなく、日常の中でけっこう頻繁に目にする場所。

行こうと思えば、さほど苦労しなくても行けるし、乗ってる電車の窓から普通に見えることは多い。

 

なので、渋谷スクランブル交差点に対して格別な思い入れはない。

 

渋谷という町自体は私には身近な場所。

近年は渋谷駅で降りることは少なくなったが、若い頃から今に至るまで渋谷では、もう何度降りたかわからない。数えきれない。

 

若い頃など、暇な時はつい新宿にブラッと行ったり、渋谷にブラッと行ったりすることは多かった。

友人と待ち合わせなどをして飲みに行ったり、仕事で行ったり、買い物に行ったり、ライブに行ったり。その他。

 

仕事で行ってた頃に関しては、当時私が出入りしてた取引先の事務所は、渋谷のスクランブル交差点とは駅をはさんで逆側にあった。

そこに週に数回は行ってた。

そんな時はスクランブル交差点に行くことはなかったが、プライベートで行く時はスクランブル交差点側の出口から出ることが大半だった。

飲み屋、輸入レコード屋、楽器屋、本屋、衣類の店、ライブ会場、など私がプライベートで行く場合の目的店は駅の出口としてはスクランブル交差点側にあったから。

 

そういう時は必ずスクランブル交差点を渡って行くことになった。

 

なので、渋谷スクランブル交差点は私にとっては日常の中にある「ただの通り道」「ただの横断歩道」の意味合いでしかなかった。

 

だが、外国人が初めて渋谷スクランブル交差点を歩くと、あらゆる方向から人が大勢の人が歩いてくるのに、ぶつかったりもしないし、ケンカも起きないことに驚いたりすることがあるらしい。

私からすれば、それって驚くほどのことかな・・・なんて思ったりもする。

とはいえ、例えばサッカーワールドカップで日本が勝ったりすると、どこからともなくスクランブル交差点に若者たちが大勢集まってきて大騒ぎすることもあるし、ハロウィンでも集まってきたりする光景を目にすると、やはり特別な場所のひとつなのかな・・と、ある程度は思わないこともない。

 

なんでも外国人向けの日本旅行ガイドか何かには、渋谷スクランブル交差点が紹介されることは多いらしい。

日本には、富士山、日光、京都の寺院類、秋葉原の電気街、スカイツリー、TDL、USJ、各地の城、黒部アルペンルート、その他多数の観光スポットがあるが、渋谷スクランブル交差点もそれらと肩を並べるスポットとして紹介されてるのだとしたら、外国人がこれ目当てで来てもおかしくないのかもね。

 

 

ここでふと思ったのだが、ビートルズのアルバムジャケットで有名な「アビーロードの横断歩道」に私は憧れがある。

いつか行ってみたい気持ちはあるし、もしもイギリスに行く機会があったら、ぜひ行ってみたい場所。

だが、あの横断歩道の近くに住んでる人や、近くに職場がある人にとっては、日常の中の普通の横断歩道でしかないのかもしれない。

でも、イギリスから遠く離れた国に住んでる者にとっては、そう簡単には行けない場所。

なので、本来ただの横断歩道でしかないはずなのに、私には特別な場所。

 

渋谷のスクランブル交差点に対する外国人旅行者の関心は、私の「アビーロードの横断歩道への関心」と似たようなものなのかもしれない。そんな気もする。

 

そう考えると、理解できる気はする。

もしかしたら、外国人だけでなく、日本でも東京から遠い地方に住んでる人でまだ東京に来たことがない人にとっても、渋谷スクランブル交差点は「いつか行ってみたい場所」だったりするのだろうか。

 

なんでもイギリスでは、アビーロードの横断歩道は文化財に指定されてるらしい。

もちろんそれはビートルズの影響であることは言うまでもない。

もしかしたらいつか渋谷のスクランブル交差点が何かに指定される日は来るのだろうか。

いや、でもアビーロードの横断歩道は、なんていってもあのビートルズがらみ。

これはもう特殊だし、ゆかりの存在がよりによってビートルズだなんて、強力すぎる。

誰もかなわない。

でも、渋谷スクランブル交差点には、そういう「世界的に知られて人気のあるスター」はまだからんでいない。

いつかそんな人物が現れたら、何かに指定される日が・・・来るのかな(笑)?

 

 

 

さて。

 

ふと気が向いたので、ネットで「渋谷スクランブル交差点のライブカメラ映像」を見てみた。

いやあ、今日も混みまくっているなあ。

 

イギリスの「アビーロードの横断歩道」は日常的に旅行者で混み合っているのだろうか。

 

 

 


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