それはなぜだか、誰も知りはしない。
でも、誰もが暗黙のうちに知っている。そんな決まり事(?)がある。
例えば・・小学生の頃に、男子はトイレでウ○コがしにくかった。
理不尽な「暗黙の了解」だった。まったく、なんでそんな「暗黙の了解」ができていたのだろう。
まるで、「学校でウ○コはしてはいけない」・・そんな決まり事があるかのようだった。
これが女子ならいい。
女子トイレは「大」と「小」の区別がなかったからね。だから「小」のフリをして「大」の用を足すこともできただろう。
だが、男子トイレはそうではない。
「大」と「小」の区別が明確である。
どうやら、それが元凶だったような気がしてならないのだ。
男子小学生が「大」トイレに入る瞬間を誰かに見られでもしたら、大変だった。
その後「あいつさあ、さっきウ○コしてたぜ」なんてクラスで言いふらされかねなかった。
で、クラスに戻ったら「ウ○コ野郎」とでも言われかねなかった。誰であれ、である。
それだけならまだいい。
一度そういうレッテルを貼られたら、下手したら一生そのレッテルがつきまといそうであった。
それを皆、恐れた。
で、やがて卒業する時が来る。卒業して離ればなれになっても、それぞれの心の中に「○○君といえば、ウ○コ」みたいなイメージで記憶されてしまったら・・。一生その人はそのイメージがつきまとうことになる。
卒業して何年も・・・いや、何十年もたって行われた同窓会で、互いに大人になった同士が「ウ○コのイメージ」のままじゃ、やりきれないよねえ。
考えてみれば、あんなの誰でも出してるものだ。腹がへれば飯を食う。喉が渇けば水を飲む。
食べれば、出て行くものもある。じゃないと、溜まる一方ではないか。
どんな美人だって、どんなお偉いさんだって、どんな人格者だって、どんな悪人だって、どんな上品な人だって、皆同じ。これ、自然の理なり。
なのに・・学校で出したら犯罪者扱い(?)されてしまうなんて、どう考えてもヘン。
なのに、学校で大用を足した奴をバカにするなんて・・
・・・・まったく・・・・お前らときたら・・・
・・・・変だよ!
今思えば、そんなふうに言いたくもなる。
・・といいつつ、私も小学校では・・・我慢ばかりしてた覚えがある(笑)。
ほとんどの男子小学生がそうだった。
だから、たまにオモラシしてしまう奴もいた。
笑うに笑えなかった。でも・・・臭いので、近づきたくなかった・・。あれって・・すぐに分かるものね・・。
放課後の掃除の時間。
順繰りに掃除の班長を勤めるシステムがあって、私も班長になったことがあった。
で、私が班長の時に。
皆で掃除してると、ある男子生徒が私のところにやってきて、「班長。T君ったら、ウ○コを我慢してるみたいなんだけど・・」と言いに来た。悩み相談のようでもあった。
で、教室の隅っこを見ると・・T君がしゃがんでうずくまっている。
苦痛にみちた表情だ。脂汗まで出ている。
で・・・近づくと・・・おお、嗅ぎ覚えのある「あの匂い」が。
むむ・・・この匂いは・・・ウ○コではないか。まさにそれ。
それ以外の何者でもない。
カレーではこんな匂いはしない。バキュームカーが教室の中に入れるはずもない。
T君は・・・我慢をしているのではない。すでに・・・出てしまっているのだ!
なのに、トイレに行けない、その辛さよ。
ヨヨヨ・・・。
かといって、班長の私にどうしろといいうのだ。どうしようもないではないか。
おまるでも用意しろってか?
あの・・まさか・・私に拭いてやれってか??
カンベンしてくれ・・。
しまいにはその匂いは、教室中に広がりはじめている。いや、すでに充満している。
皆、T君から離れている。その結果、T君のまわりには半径2メートルくらいの無人の円形スペースが出来てしまっている。
その時のT君の表情、私は忘れることはないだろう。
気の毒でならなかった。
「学校でウ○コをしてはいけない」なんていう暗黙のルールさえなければ、あんなことにはなるまいに。
班長の私に、何をしろというのだ。T君のパンツを洗ってあげろってか?
そんなのT君だっていやだろう。第一、私だってイヤだ。
「T君、・・もう帰っていいよ」と言うしかなかった・・。多くを語らず。
本当はトイレにもっと早く行かせてあげればよかったのだが、例の「暗黙のルール」がある以上、彼としても男子トイレに「大」用には行けないだろう。
こんな時、T君はおそらく「自分が女子だったら、どんなによかっただろう」・・と思ったに違いない。
そうすれば、「大」用に入れたのに。
それからン十年たって、ある飲み会で、これ系の話題になった時に、女性に聞いたことがある。
「女の子はいいよねえ、大用と小用のトイレの区別がないから。小学校の時、男の子は大変だったんだよ。」と。
そしたら!
「女の子だって、学校でウ○チするのはイヤだったわよ。長時間はトイレに入らないようにしてたもん」
との答えが。
で、なおも彼女曰く「よっぽど早く済ませないと、絶対怪しまれるもん」と。
・・・女の子も、それなりに気をつけてたんだね(笑)。
え?女の子との飲み会の席で、普通そんな話するか!・・って?
・・・確かにそうだね(笑)。なんであんな話題になったのかは、さだかではない。
それにしても・・・小学生のあのウ○コやオ○ラへの異常な関心はなんだったのだろう。
それと・・・今も、小学校では、男子は学校で大用を足し辛いのだろうか。
小学生の頃に、男子はトイレで大用がしにくかった。
理不尽な「暗黙の了解」だった。まったく、なんでそんな「暗黙の了解」ができていたのだろう。
今もってナゾなのであ~る。
でも、誰もが暗黙のうちに知っている。そんな決まり事(?)がある。
例えば・・小学生の頃に、男子はトイレでウ○コがしにくかった。
理不尽な「暗黙の了解」だった。まったく、なんでそんな「暗黙の了解」ができていたのだろう。
まるで、「学校でウ○コはしてはいけない」・・そんな決まり事があるかのようだった。
これが女子ならいい。
女子トイレは「大」と「小」の区別がなかったからね。だから「小」のフリをして「大」の用を足すこともできただろう。
だが、男子トイレはそうではない。
「大」と「小」の区別が明確である。
どうやら、それが元凶だったような気がしてならないのだ。
男子小学生が「大」トイレに入る瞬間を誰かに見られでもしたら、大変だった。
その後「あいつさあ、さっきウ○コしてたぜ」なんてクラスで言いふらされかねなかった。
で、クラスに戻ったら「ウ○コ野郎」とでも言われかねなかった。誰であれ、である。
それだけならまだいい。
一度そういうレッテルを貼られたら、下手したら一生そのレッテルがつきまといそうであった。
それを皆、恐れた。
で、やがて卒業する時が来る。卒業して離ればなれになっても、それぞれの心の中に「○○君といえば、ウ○コ」みたいなイメージで記憶されてしまったら・・。一生その人はそのイメージがつきまとうことになる。
卒業して何年も・・・いや、何十年もたって行われた同窓会で、互いに大人になった同士が「ウ○コのイメージ」のままじゃ、やりきれないよねえ。
考えてみれば、あんなの誰でも出してるものだ。腹がへれば飯を食う。喉が渇けば水を飲む。
食べれば、出て行くものもある。じゃないと、溜まる一方ではないか。
どんな美人だって、どんなお偉いさんだって、どんな人格者だって、どんな悪人だって、どんな上品な人だって、皆同じ。これ、自然の理なり。
なのに・・学校で出したら犯罪者扱い(?)されてしまうなんて、どう考えてもヘン。
なのに、学校で大用を足した奴をバカにするなんて・・
・・・・まったく・・・・お前らときたら・・・
・・・・変だよ!
今思えば、そんなふうに言いたくもなる。
・・といいつつ、私も小学校では・・・我慢ばかりしてた覚えがある(笑)。
ほとんどの男子小学生がそうだった。
だから、たまにオモラシしてしまう奴もいた。
笑うに笑えなかった。でも・・・臭いので、近づきたくなかった・・。あれって・・すぐに分かるものね・・。
放課後の掃除の時間。
順繰りに掃除の班長を勤めるシステムがあって、私も班長になったことがあった。
で、私が班長の時に。
皆で掃除してると、ある男子生徒が私のところにやってきて、「班長。T君ったら、ウ○コを我慢してるみたいなんだけど・・」と言いに来た。悩み相談のようでもあった。
で、教室の隅っこを見ると・・T君がしゃがんでうずくまっている。
苦痛にみちた表情だ。脂汗まで出ている。
で・・・近づくと・・・おお、嗅ぎ覚えのある「あの匂い」が。
むむ・・・この匂いは・・・ウ○コではないか。まさにそれ。
それ以外の何者でもない。
カレーではこんな匂いはしない。バキュームカーが教室の中に入れるはずもない。
T君は・・・我慢をしているのではない。すでに・・・出てしまっているのだ!
なのに、トイレに行けない、その辛さよ。
ヨヨヨ・・・。
かといって、班長の私にどうしろといいうのだ。どうしようもないではないか。
おまるでも用意しろってか?
あの・・まさか・・私に拭いてやれってか??
カンベンしてくれ・・。
しまいにはその匂いは、教室中に広がりはじめている。いや、すでに充満している。
皆、T君から離れている。その結果、T君のまわりには半径2メートルくらいの無人の円形スペースが出来てしまっている。
その時のT君の表情、私は忘れることはないだろう。
気の毒でならなかった。
「学校でウ○コをしてはいけない」なんていう暗黙のルールさえなければ、あんなことにはなるまいに。
班長の私に、何をしろというのだ。T君のパンツを洗ってあげろってか?
そんなのT君だっていやだろう。第一、私だってイヤだ。
「T君、・・もう帰っていいよ」と言うしかなかった・・。多くを語らず。
本当はトイレにもっと早く行かせてあげればよかったのだが、例の「暗黙のルール」がある以上、彼としても男子トイレに「大」用には行けないだろう。
こんな時、T君はおそらく「自分が女子だったら、どんなによかっただろう」・・と思ったに違いない。
そうすれば、「大」用に入れたのに。
それからン十年たって、ある飲み会で、これ系の話題になった時に、女性に聞いたことがある。
「女の子はいいよねえ、大用と小用のトイレの区別がないから。小学校の時、男の子は大変だったんだよ。」と。
そしたら!
「女の子だって、学校でウ○チするのはイヤだったわよ。長時間はトイレに入らないようにしてたもん」
との答えが。
で、なおも彼女曰く「よっぽど早く済ませないと、絶対怪しまれるもん」と。
・・・女の子も、それなりに気をつけてたんだね(笑)。
え?女の子との飲み会の席で、普通そんな話するか!・・って?
・・・確かにそうだね(笑)。なんであんな話題になったのかは、さだかではない。
それにしても・・・小学生のあのウ○コやオ○ラへの異常な関心はなんだったのだろう。
それと・・・今も、小学校では、男子は学校で大用を足し辛いのだろうか。
小学生の頃に、男子はトイレで大用がしにくかった。
理不尽な「暗黙の了解」だった。まったく、なんでそんな「暗黙の了解」ができていたのだろう。
今もってナゾなのであ~る。