時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

幼い頃に、初めて作った曲は何?

2007年07月23日 | 音楽活動
私が初めて曲を作ったのはいつだろう・・・と考えてみた。

よく覚えているのは、小学校の時。
当時私は漫画家志望で、ノートによく漫画を描いていた。
そのノートは友達から渡されたもので、その友達は私にとって「依頼主」だった。
ノートを私に渡す時に、「○○風の漫画を描いてくれ」と頼まれた。

覚えているのはバレーボールマンガ、野球漫画、など。
自分で買ったノートに描いていたのは、魔法少女もの、藤子スタイルの幼児SF、ナンセンス、SFサイボーグもの、怪奇小説もの、お色気アクションもの、宇宙少年もの多数、鬼太郎などの自分なりのオリジナルストーリー、その他、などなどだったと思う。

色んなジャンルの漫画を描いたもんだ。
それには理由があった。当時、手塚先生や石森先生や横山先生などは、多彩なジャンルの漫画を描いていたし、色んなジャンルで代表作を残している。
そんな姿に憧れていたからだろう。


で、自分で描いた漫画に主題歌を作ってもいた。

これが、私が覚えてる、初めて自分で作った曲・・のはずである。


しかし。


厳密にいうと、もっと古い曲がある。



私は幼稚園にあがる前に、新潟の祖母の家に数カ月預けられたことがある。
で、やがて母が東京から迎えにきて、東京に帰る日がきた。
当時はまだ新幹線なんてものはなく、「とき(だったと思う)」という名の列車に乗って、片道6時間くらいかけて東京に帰ることになった。

列車は向かい合う4人がけの座席。
後ろに倒れるような気の利いた座席ではない。
銀河鉄道999の車内に出てくるような古い座席だ・・と言えば分かりやすいだろう。

私は窓際に座って、外の景色を見ていた。列車のゴトンゴトンという揺れ音を聞きながら。
外は山が連なっていた。
やや下りの線路を列車が走っている時、おむすびにも似た山が目に入った。
山は夕暮れ時で薄暗い。
山のおぼろげな形だけは識別できた。

そんな景色を窓越しに眺めながら、私は子守り歌みたいな歌を歌った。
誰かに教わった歌ではない。また、もともと覚えてた歌でもない。
でまかせに歌った。
作曲・・なんていう意識は皆無。

旋律は短調。
「ぼうやは良い子だ 寝んねしな~」という子守り歌に似た歌だった。
歌詞は確か、「姉さんが~~~~」という言葉が入っていた。
私には姉さんはいない。
祖母が私の母のことをよく「姉さん」と呼んでいた。
私の母は長女だったから、幼い頃からそう呼ばれていたのだろう。
だから姉のいない私にとって「姉さん」という言葉は身近だったのだろう。
だからその言葉が出て来たのだろう。


私が歌う即興の子守り歌は、メロディの繰り返しはなかった。
ただただ、だらだらと同じような旋律が少しづつ変わっていく・・・そんなメロディだったと思う。


今思えば、それこそ私が初めて作った歌・・とでも呼べるのかもしれない。
というか、きっとそうだ。
その時の私は、将来、曲を作るのが趣味になるとは夢にも思わずにいたが、もともと曲を作ったりするのは潜在的に好きだったのかもしれない。

今、旅に出ると、その旅がきっかけで歌が出来上がることがあるが、生まれて初めて作った歌ってのも、旅の途中で作ってたことになる。

な~んだ、結局は、今も昔も変わらないではないか(笑)。







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