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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

伝説の「ボキャブラ天国」という番組

2021年12月20日 | 懐かしい系、あれこれ

 

昔、タモリさんが進行役をつとめた番組で「ボキャブラ天国」というバラエティがあった。

一世を風靡した番組だった。

私はこの番組が大好きで、毎回見ていた。

 

これは既成の曲の替え歌番組で、原曲の歌詞をうまくもじって、替え歌にして、更にそれにスタッフが制作した映像をつける番組だった。

当初は視聴者からの投稿ネタが中心だった気がしたが、途中から芸人のダジャレネタが多くなっていった。

芸人のコーナーも最初は良かったのだが、だんだん視聴者ネタより芸人ネタが中心になっていった印象があり、いつしか芸人の登竜門みたいな番組になっていった印象があった。

私は視聴者ネタと芸人ネタのバランスがとれていた頃のボキャブラ天国が好きだったかなあ。

 

ただ、芸人ネタも面白かったのは確かで、それもそのはず、この番組からは、後にお笑い界の大物になる芸人さんがたくさん巣立っていったのだ。

もしかしたら、視聴者からの投稿ネタのグレードがネタ切れ的、あるいは二番煎じ的なネタが多くなったせいかもしれない。

 

ちなみにこの番組で出演していた有名芸人を少しあげておこう。

どれも若い頃の・・・

爆笑問題、くりぃむしちゅー、ネプチューン、ロンドンブーツ1号2号、ホンジャマカ、アンジャッシュ、金谷ヒデユキ、キャイーン、ココリコ、出川哲朗、・・・他にも多数いる。

書ききれないので、このへんにしておく。

 

この記事を書くにあたって、ボキャブラ天国で目立った活躍をしていた「フォークダンスDE成子坂」というコンビがいたことを思いだし、あの頃かなり活躍してたのに最近名前を聞かないなあ・・と思って調べてみたところ、なんと・・2人ともすでに病死されていたとは・・。

ボキャブラでは高得点の常連だった印象があったのに、残念。

健在なら、今は大物芸人になっていたかもしれないのに。

若いうちに、まさか2人とも病死していたとは・・。

 

 

この番組に寄せられた、視聴者からの一般投稿ネタからは数多くの名作替え歌が生まれた。

案外、お色気ネタも多かった。

 

ちょっとだけ、すぐに思いだせるものをあげてみたい。

 

  • ♪ 雨は夜更けすぎに 雪へと変わるだろう(「クリスマスイブ」)

   ↓

♪ 兄は夜更けすぎに ユキエ(幸江?)と変わるだろう

 

  • ♪ 親の血を引く (「兄弟船」)

   ↓

♪ オヤジ火を吹く

 

  • ♪ 泣かないでひとりで (「泣かないで」)

    ↓

♪ 吐かないで 人ン家で

 

  • ♪ ウララ ウララ ウラウララ ウララ ウララ ウラウラよ

   ウララ ウララ ウラウララ この世は私のためにある (狙いうち))

    ↓

 ♪ 浦和 (南)浦和 北浦和  東浦和、西浦和

武蔵浦和、中浦和 浦和は七つの駅がある

   

  • ♪ ある日 熊さんが (童謡)

    ↓

 ♪ ある日 熊3P

 

  • ♪ 与作は木を切る ヘイヘイホー (「与作」)

    ↓

 ♪ 保釈後 人を斬る 再逮捕

 

  • ♪ ききわけのない女です (「越冬つばめ」)

    ↓

 ♪ ききわけのない ゴンザレス

 

  • ♪ リンリンリリンリンリンリリンリン (恋のダイヤル6700)

    ↓

 ♪ 隣人美人ちんちんビビンビン

 

  • ♪ Help! I need somebody (「Help」)

        ↓

 ♪ ゴルフ! 兄ちゃん バーディ

 

  • ♪ We all live in a yellow submarine (イエローサブマリン)

    ↓

 ♪ 家のリビングに居るよ サブ5人

 

 

もちろん、これ以外にも面白いネタは多数あった。

いちいち書いていたらきりがなくなるので、このへんにしておきたい。

だいいち、面白かったネタを全て書いていたら、紙面がどれぐらいあっても足りなくなりそうだし、それこそそれだけに特化したサイトや本になってしまいそうだ。

 

 

この番組は、上記のように、後の大物になる芸人が若手として多数出ていたこともあり、また一般視聴者からの名作も多かったこともあって、今では伝説の番組とされている。

 

そういう意味では、今のお笑い界の礎になった部分はあったと思う。

 

ともかくこの番組は毎週楽しみだった覚えがある。

今ではあまり名前を聞かなくなった芸人にも、面白い人や、個人的に好きだったり気になっていた芸人もいた。

 

この番組を見てて、自身でも何かネタを考えた人は多かったのではないだろうか。

 

タモリさんの深夜番組「タモリ倶楽部」で「空耳アワー」というコーナーがあったが、どこかこの「ボキャブラ天国」に通じるような部分もあり、「空耳アワー」は私のお気に入りだった(ちなみに最近は見かけないが…)。

もしかしたら、「空耳アワー」には、ボキャブラ天国の名残を私は少し感じていたのかもしれない・・なんて思ったりもする。

 

ちなみに・・「空耳アワー」で完全にノックアウトされたネタは私にはいくつもあったが、ビートルズの「エリナーリグビー」の空耳には目からうろこすぎて、私は1発KOされたネタがあった。

 

それは・・

 

   ♪  Father McKenzie  (エリナーリグビー)

        ↓

      間健二(はざまけんじ)

 

まさか、この「空耳」が流れてる時、実在する間さんの表札のアップが映像に映し出されるとは・・・。ある意味、衝撃だった。

もう、グゥの音も出なかった。 チョキ・・・

 


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