1分以内で終わる短い曲
私の自作曲は数だけは無駄に多い・・・ということはこれまで何度か書いてきている。
無駄に多くなってしまったのには、原因もある。
それは、遊びや気分転換で作った短い曲もカウントに入れてるから。
中学や高校の時に作った短い曲の中には、10秒足らずで終わる曲もあった。
しかも、そういう曲は大半がコミカルソングだった。アホ極まりない曲・・というか。
私が一番曲を乱作していたのは中学・高校の頃で、作った曲の数が多かったぶんだけ、アホなコミカルソングもその頃が一番多かった。
歌詞を書くのは恥ずかしいが、せめてタイトルだけでも書いておこうかと思ったが、やはり書かないでおく(笑)。
どれもそれほどの曲ではないし。
大学になると、多少は「完成度」というものを意識するようになったので、くだらない曲を作ることは減った。
短い曲を作ることもあったが、コミカルな曲ではない場合は増えた。
中学・高校の頃に乱作した短いコミカルソングは、基本的に単なる自己満足で作っていたし、カセットアルバムに遊びで入れることはあっても、ライブなどで人前で歌うことなど毛頭考えてなかった。
まあ、だからこそ作れたんだと思う。
ライブで歌うからには、やはりある程度の完成度のある曲じゃないとね(笑)。
不思議なもので、まじめな曲やかっこつけたような曲で長めの曲を作ることが続くと、短くてアホな曲を作っていた気がする。
ある意味、それはまじめな曲やかっこつけたような曲を作る自分を茶化していたのかもしれない。
そう、自分で自分を茶化す・・・そんな感じ。
ある意味、揺り戻しというか、反動みたいなものだったのかもしれない。
ちなみに・・・近年は、短い曲を作っても、コミカルな曲ではなくシリアスな曲であったりするし、コミカルな曲を作っても、それなりの長さがあったりするようになっている。
ライブなどで持ち時間が短い場合で、長い曲をその日のメニューに入れたいが、そうすると歌える曲数を減らさざるをえない場合がある。
そんな時、人前で歌ってもいい短い曲があると、長い曲と短い曲を織り交ぜることで、総演奏曲数は変えずに、しかも長い曲もメニューに入れられることになる。
そういう意味じゃ、短い曲というのがあると便利だったりする。
私が作った曲の中でおそらく一番長いのは「時間の外」という曲だが、短い曲とカップリング(?)することで、ライブでも歌えるのかもしれない。
でも・・・やはり「時間の外」という曲は・・・やめておく。
おそらく誰にも共感を貰えない曲だから。
それは・・作った私本人が一番わかっている(笑)。
吉田拓郎さんの「馬」でしょうか。
でも短いと言っても1分弱はあるようですね。
アルバム「元気です」は持ってたのですが、
記憶の中ではとんでもなく短い曲として刻まれていました(笑)
でも調べるとなんと5番まであるんですね。
「走ってく」「笑ってる」「飛んでゆく」「手を振った」そして「歌ってる」・・・
聞くところによると世の中には10秒足らずなんて曲も存在するとか・・・
それって曲って言えるのかしらん?
ラジオ番組なんかの音楽にのせたタイトル、
ジングルって言うのかな、あれみたいですね。
あとCMのサウンドロゴとか・・・
それにくらべると「馬」は曲としてちゃんと成立してますよね。
シリアスな楽曲を3、4曲やるよりも、『コミカルソング特集』として、一気に約20曲披露するのです。
私は、そのコンサート、必ず行きますよ。
ところで私も中学生・高校生の時は、詩を乱作していました。
その数、約三千篇。
しかし、ある日、冷静になった私は駄作を始め、勢いだけで作った詩や、いい加減に作った詩を火に投げ入れました。
今となっては、私自身でも作詩した内容を全く憶えていないということは、大した出来ではなかったということですね(笑)
「時間の外」概要は、以前、だんぞうさんから御聞きしました。
私は、その作風を支持していますよ。
ギター弾き語りでは、当然物足りない、壮大な編曲をして、音源に残したい傑作です。
「馬」ありましたね。
なんでもあの歌は、拓郎さんが寝てて見た夢をもとにして歌にしたものだそうです。
そう、1種類のメロディを何度も繰り返すタイプで、歌詞自体は何晩もありました。
でも、全体的には尺の短い曲でした。
拓郎さんの未発表の曲には、けっこう短い歌はあったようで、海賊版みたいなかたちで出た「拓郎オンステージ第2集」というアルバムには、短い曲がいくつか入っていた覚えがあります。
私はそんな点も影響を受けたのでしょう。
ジングルは、ちゃんとした作曲家が作っている場合が多いみたいなので、それもまたしっかり「作曲」だと思います。
CMのロゴのメロディなどもそうですね。
ライブというより、余興???
3000編も作ったんですか?
それはすごい。
捨てるなんてもったいない・・。
1編1編は仮に使えなかったとしても、その中の1節には、なにかしら光るフレーズもあったかもしれないのに。
捨てるよりも、「ストック」しておいて、別の詩を書く時に、表現やフレーズに困った時に、それまでのストックが役にたつこともあると思いますよ。
実際に私にもそういうケースはありましたから。
その場合、メロディや歌詞の「パーツ」として捉えておけばいいのでは。
そういえば、「時間の外」という曲は、このブログではこれまでに何度か触れていましたものね。
あの曲は傑作というより、妄想やイメージが広がっただけの曲のような・・・。
♪ 南国タバコをくわえながら 妖精の群れがやってくる
この雲に乗る人はいなくて 妖精の狙いはこの雲だ
こんな感じの出だしです。