時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

星の砂  by  芹洋子

2013年06月11日 | 音楽全般

今回取り上げるのは、「星の砂」という曲である。

「星の砂」というタイトルの曲を検索すると、たいがい小柳ルミ子さんの歌う「星の砂」という曲がヒットするが、今回ここで取り上げるのは、芹洋子さんの歌う「星の砂」である。

同じ「星の砂」というタイトルの曲でも、小柳さんの曲と芹さんの曲はまったくの別の曲である。

芹さんの「星の砂」は、おそらく、小柳さんの「星の砂」に比べたら一般的には知られていないであろう。

なぜこの曲を私が知っているかというと・・・今をさることン十年か前に、朝の6時半すぎ(6時40分くらいだったかもしれない)に毎朝テレビで放送されていた音楽番組があったからである。

その番組は曲1曲を流すだけの短い枠の番組で、1週間単位(もしくはもう少し長いサイクルだったかもしれない)で曲が変えられていた。

で、芹さんのこの曲は、その短い音楽番組の中で取り上げられていたのだ。

曲としては乙女チックで、ロマンチックな感じの曲で、夢のある可愛い曲である。

アイドル歌手が歌ってもおかしくない感じの曲でもあった。

その番組の中で、若かりし頃の芹さんが明るい表情で、やや上を見上げる感じで歌っていたのが、この曲だった。

 

聴いた当初は、とくに私がこの曲を聞いて感動したというわけでもなく、さわやかに聴き流せる、朝のBGM代わりにできる曲だった。

だが、その音楽番組では、やがて翌週(?)になって別の曲に代わってしまうと、どうにもこの芹さんの「星の砂」が朝聞けなくなってしまったのがけっこう残念に思えたのだった。

どこかアイドル歌手の曲調っぽくも思えたこの曲を、どうやら私はいつの間にか気にいってしまっていたのだった。

 

星の砂・・といえば、沖縄あたりによく見られる砂で、実は「砂」と言われていても実際には砂ではない。

ウィキペディアによれば、これは海洋性堆積物であり、原生生物である有孔虫の殻であるらしい。

 

実は私は、芹さんのこの歌を聞くまで、星の砂というものの存在を知らなかった。なので、この歌で初めて「星の砂」の存在を知った次第であった。

 ちなみに、小柳さんの「星の砂」と、芹さんの「星の砂」では、芹さんの「星の砂」のほうが発表は早い。

もしも小柳さんの「星の砂」のほうが芹さんの曲よりも早く発表されていたら、小柳さんの「星の砂」が私が星のの砂を知るきっかけになったかもしれない。

 

芹さんの「星の砂」は、私の記憶ではさほどヒットしたとは思えない。

芹さんといえばやはり「四季の歌」が有名。この「星の砂」は、これまで歌ってきたレパートリーの中の1曲・・・・そんな感じではないだろうか。

ある程度芹さんのファンでなければ、芹さんの「星の砂」は知らない方の方が多いかもしれない。

 

実はこの曲は、前述の「朝の歌番組」の中でしか私は聞いたことがない。

コンサートはともかくとしても、テレビの歌番組の中でこの曲を芹さんが歌ったことは・・・あの早朝の歌番組以外はあまりないのではないか。

この曲が流れていた、毎朝の歌番組が放送されてた時間帯は、私はいつも学校に行く準備で忙しい時間帯であった。

だから、画面自体をフルで毎日見ていたわけではない。

でも、毎朝の通学の準備でバタバタしている時、この曲のもつ軽さやさわやかさは、かっこうのBGMであった。

あわただしさを、この曲の持つ可愛らしさが心理的にやわらげてくれていたように思う。

 

なんでも、芹さんは1992年に事故からくる大病で、一時記憶をなくされたらしい。

だが、その後の不断の努力で、歌手として復帰されたという。

本当によかった。

 

この「星の砂」は、今も歌われているのだろうか。

おそらく芹さんが歌わなければ、この曲は埋もれていってしまうような気がする。

できれば、芹さんの歌手活動の中で、この曲がいつまでも歌いつがれていってもらいたいたい・・・そう思うのは、私のわがままであろうか。

 

きっと、南の島にあるという星の形をした砂も、それを願っているに違いない。

 

 


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20 コメント

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歌のコーナー (わい)
2016-06-07 13:21:47
初めまして。芹洋子 星の砂で検索してきました。私は75年だったと思うんですが、サンテレビという京阪神ローカル局で番組の合間に放送されていた「歌のコーナー」という番組(?)で見聴きしました。
普段、いつ放送するか分からない面白さがありました。番組表に載っていない。内容も未知。
まだMV(PV)というものが確立していなかった時代、あれはまさにMVでした。
砂浜を歩く芹さんを撮らえてアイドルMVのような仕上がりでした。
カセットに録音して、今も一部ですが残してあります。
「星の砂」は非常に好きで何度も繰り返して聴きました。「歌のコーナー」は野球中継が終わって時間が余ったときによく放送されていたので何回も見ました。
それから4年経った1979年、一度だけ再放送されたことがあります。TVの前で狂喜乱舞。
砂嵐の映像を食い入るように見ていました。
小林麻美さんの「恋のレッスン」も同時期、再放送されまして、これも狂喜乱舞。
サンテレビは偉大だ。
数年前、兄弟が「星の砂」のレコードを買ってきました。奇跡です。
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Unknown (だんぞう)
2016-06-07 21:09:43
はじめまして。
わいさん、コメントありがとうございます。

その「歌のコーナー」という番組は私は多分知らないのです。私が住んでたのが関東だったからでしょう。
番組表に載ってない、、、そんな番組があったとは!
私が見てたのは、当時毎朝確実に放送されてましたが、いやあ、短い番組でした。歌一曲分だけの番組でした。
で、そう、わいさんが言われるように、歌のプロモーション的な番組でした。
同系の番組だったんでしょう。
その「歌のコーナー」での「星の砂」も見てみたかったです。見比べて見たかったです、、、。

かわいい曲でしたよね!
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私も見ました (うさうさ)
2016-09-29 18:09:07
たぶん私が見た芹さんも、だんぞうさんと同じかもしれません。

関東で、早朝にたしか一曲が一ヶ月?流れていた番組があった記憶があります。 (75年5月が星の砂、6月か7月が桜田淳子さんの十七の夏だったような...)
当時はタイトルが「歌」だけの5分番組がけっこうありましたね。

この年は、沖縄海洋博が開催される予定で「星の砂」は南の島の美しい風景を感じさせてくれる一曲でした。
私もこの番組ですっかりこの曲のとりこになりレコードまで買ってしまいました。
かなりの隠れた名曲だと思うのですが、今のCDになかなか入ってくれないのが残念ですね。

*今調べてみたら、75年4月頃フジTVでAM6:30より「音楽暦」という五分番組が...。これかしら??
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Unknown (だんぞう)
2016-09-29 19:02:07
はじめまして、うさうささん。書き込みを、ありがとうございます。
一ヶ月流れてたんですか?!
どうりで長く流れてたように感じたはずですね。
レコードまで購入されたとは!
かわいくて、素敵な曲でしたよね。
あの短い枠の番組では、ビリー・バンバンの曲なども流れてました。
あと、南こうせつさんの作った曲を、女の子のアイドル歌手も歌ってたんですが、その子の名前も、曲のタイトルも思い出せないでいます。メロディーの断片は覚えてるのに、もどかしい気持ちでいます。
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Unknown (だんぞう)
2016-09-29 19:10:03
うさうささん、そうです、時間的には、その時間帯でした。多分その番組だと思います!

ちなみに、私は「星の砂」は、ラジカセをテレビに近づけて、直に録音した覚えがあります。
問題は、そのカセットテープが、見当たらないということです(笑)。多分、家のどこかにはあると思うんですが、、、。
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クールバスクリン (うさうさ)
2016-10-04 16:37:44
だんぞうさん、懐かしさのあまり「はじめまして」のご挨拶をしてませんでした。ごめんなさい(汗)

こうせつさんの曲を歌ったアイドル あの時代だとどなたかしら?? もう少し後だと中山圭子さんとかいたような気がしますが...。私は、相本久美子さん(近藤)の1と5を見たような記憶があるのですが、ウソ記憶かもしれません。

芹さん、早く「星の砂」収録されてほしいですよね。 だんぞうさんと同じで、レコードはあるはずなのに消失..。
さすがに40年以上前だと、物も記憶もキビシイですよね。

芹さんの曲のせいか、南国ブルーの海にあこがれましたが行けるわけもなく...。
その時、絶妙なタイミングで売り出された「クールバスクリン」❤
CMだと今までの物と違い、色が綺麗なブルーなのでよろこんで購入!! 「これで 南の島!!」と、お湯に入れてみたら 「......。」  なんとステキな青緑色...。 
沼のようなお風呂にがっかりでした。
たしか、ダウンタウンブギウギバンドがCMソングでした

今でこそ、南の島もブルーの入浴剤も身近になりましたが、芹さんの曲で楽しい夢(妄想)が見られた頃が懐かしく思い出されます。
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Unknown (だんぞう)
2016-10-04 19:09:30
うさうささん、いやいや、書き込んでいただけただけで嬉しいですよん。
お気になさらず。

こうせつさんの提供した曲を歌ってた女の子は、中山圭子さんや相本さんでもなかったと思います。
あやふやな記憶の断片では、「小椋」さん系の苗字だったような。
もちろん、小椋佳さんとは無関係です(笑)。

「星の砂」、いっそ私がライヴでカバーしようかと思ったこともありましたが、私のような無骨なオジサンには、あまりにも似合わなすぎて、やめました(笑)。
あの歌は、オジサンが歌ってはいけない曲です(^O^)。

ブルーの入浴剤、私は夏はよく使ってます。
トロピカルな気分になれますよね。
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Unknown (テツドン)
2022-08-04 13:54:10
懐かしいけど、歌詞が載っていませんね、物置の奥にしまいこんで取り出すのに大変なので、検索してみました。芹洋子の大ファンなので、レコードは持っているのに。 南の島にあるという星の形をした砂を、こっそり月夜に拾ったら→→→→→という感じ。
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Unknown (だんぞう)
2022-08-04 16:27:11
テツドンさんの書いてくださった歌詞の続きは、
「恋の願いが かなうという」という感じだった気がします。
さらに「好きだと言えない 気持ちを胸に なにげなくあなたとおしゃべりする毎日」だったかも…。

まあ、私のおぼろげな記憶なので、確証は持てませんが(笑)。記憶違いでしたら、申し訳ありません。
返信する
『星の砂』 芹洋子 (タフィー)
2025-02-11 10:43:37
岡田冨美子作詞 高橋五郎作曲

南の島にあるという
星の形をした砂を
こっそり月夜に拾ったら
恋の願いが叶うという
好きだと言えないつらさを胸に
さりげなくあなたと
おしゃべりする毎日
一人旅して南へ着いて
星の砂の浜辺で
あなたに宛てた手紙を書きたい
返信する

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