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最近、本屋に行くと、歴史関係の本のコーナーで、やたら前田慶次関連の本を見かける。
これは・・・おそらく「天地人」の影響だな。
今現在、まだ「天地人」では慶次は出て来てない・・というのに。
本だけでなく、パチンコでも「花の慶次」の台が宣伝されてるし。
ちょっとした前田慶次ブームなのかもしれない。
これまでに慶次が映像作品で出て来たのは、数年前の大河「利家とまつ」ぐらい。
「利家とまつ」は前田利家と、その奥さん「まつ」が主人公だったから、前田一族として慶次は出て来た。
その時の慶次は、及川光博さんだった。
「天地人」は直江兼続が主人公。
前田慶次は、兼続の親友・・とされている人物なので、「天地人」でも前田慶次が登場するのは確実。
どうやら後半からでてくるらしい。
兼続は大河の主人公だし、兼続関係の本がたくさん登場するのは分かる。
だが、大河にはたくさんの登場人物がいる。
慶次も、たくさんの登場人物の中の1人でしかない。
なのに、この注目度はなんだろう。
それだけ、慶次を映像化してほしいという要望の現れなのではないだろうか。
これほど前田慶次が注目されたことなんて・・なかったような気がする。
もちろん「花の慶次」は名作漫画としてこれまで根強い人気を誇ってきたし、その原作小説もまたしかり。
特に「花の慶次」の中での直江兼続は、慶次と劣らぬ「魅力ある人物」として描かれていた。
その人気には、互いの相乗効果の要素もあったようにも思う。
いわば、同格の主役・・みたいな感じで。
だからこそ、「天地人」でも、これほど前田慶次の待望論があるのかもしれない。
ともかく、ここにきて、前田慶次への関心度はグングン上がっている。
おぞらく、今このブームの中、いっそ前田慶次を主人公にした映像作品が登場したら、相当注目を浴びるだろうね。
なにより、私自身も、注目するし。
一番思いきった企画は「前田慶次が主役の大河ドラマ」だが、慶次は歴史の大きな流れにからむ人物じゃないからなあ。
これまで、大河ドラマといえば、誰が主役であれ、歴史の大きな流れに絡んだ人物か、もしくは歴史を大きく変えた人物ばかりだからね・・・。
文献によっては、慶次は「世をすねて生きた人物」としてしか記されてない場合もあるようだ。
歴史の大きな流れの中では、それくらいの扱いしかされてこなかった・・・というのも事実なんだよね・・・。
ファンとしては寂しいことだけど。
でも、今の慶次の扱われ方によるイメージでは、戦国の世を生きた1人の人物として、その生き方は、たまらなく魅力的である。
おそらく「一夢庵風流記」や「花の慶次」のイメージが大きいと思うが、彼の存在を今の世に知らしめ広めて、前田慶次の名をメジャーにした、その2作品の貢献度は極めて高い。
その2作品がなかったら、「利家とまつ」に彼があれほど「立ったキャラ」で登場したかどうかは疑問だ。
「天地人」でも、これほど前田慶次待望論が出たかどうか微妙ではある。
もちろん、慶次のことをメインに特集した本が出たかどうかも疑問。
そう、あの2作品がなかったら。
「利家とまつ」で慶次を演じた及川さんは、慶次役のオファーがきた時、「花の慶次」は参考のために読んだ・・・とインタビューで答えてたが、「それとは別モノとして演じた」とも語っていた。
また「天地人」では、慶次はその登場期の推定年齢からいって、「老将」として
出て来るかもしれない。
どちらも「花の慶次」のイメージは避けている感じだ。
これだけ知名度があがり、人気も高く、映像待望論があって、わずかでもドラマに登場する機会があるのに、その人気の元となった「花の慶次」「一夢庵風流記」のイメージが放置されたり、避けられたりしてるのは・・・・あまりにもったいない。
いっそ、こうなったら、「一夢庵風流記」「花の慶次」を一度・・・早く映像化させてしまったほうがいいのでは?
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