時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

前田慶次が、今、熱い!?

2009年04月25日 | 日々の、あれこれ

最近、本屋に行くと、歴史関係の本のコーナーで、やたら前田慶次関連の本を見かける。

これは・・・おそらく「天地人」の影響だな。
今現在、まだ「天地人」では慶次は出て来てない・・というのに。

本だけでなく、パチンコでも「花の慶次」の台が宣伝されてるし。
ちょっとした前田慶次ブームなのかもしれない。

これまでに慶次が映像作品で出て来たのは、数年前の大河「利家とまつ」ぐらい。
「利家とまつ」は前田利家と、その奥さん「まつ」が主人公だったから、前田一族として慶次は出て来た。
その時の慶次は、及川光博さんだった。

「天地人」は直江兼続が主人公。
前田慶次は、兼続の親友・・とされている人物なので、「天地人」でも前田慶次が登場するのは確実。
どうやら後半からでてくるらしい。

兼続は大河の主人公だし、兼続関係の本がたくさん登場するのは分かる。
だが、大河にはたくさんの登場人物がいる。
慶次も、たくさんの登場人物の中の1人でしかない。
なのに、この注目度はなんだろう。
それだけ、慶次を映像化してほしいという要望の現れなのではないだろうか。
これほど前田慶次が注目されたことなんて・・なかったような気がする。

もちろん「花の慶次」は名作漫画としてこれまで根強い人気を誇ってきたし、その原作小説もまたしかり。
特に「花の慶次」の中での直江兼続は、慶次と劣らぬ「魅力ある人物」として描かれていた。
その人気には、互いの相乗効果の要素もあったようにも思う。
いわば、同格の主役・・みたいな感じで。
だからこそ、「天地人」でも、これほど前田慶次の待望論があるのかもしれない。

ともかく、ここにきて、前田慶次への関心度はグングン上がっている。

おぞらく、今このブームの中、いっそ前田慶次を主人公にした映像作品が登場したら、相当注目を浴びるだろうね。

なにより、私自身も、注目するし。

一番思いきった企画は「前田慶次が主役の大河ドラマ」だが、慶次は歴史の大きな流れにからむ人物じゃないからなあ。
これまで、大河ドラマといえば、誰が主役であれ、歴史の大きな流れに絡んだ人物か、もしくは歴史を大きく変えた人物ばかりだからね・・・。

文献によっては、慶次は「世をすねて生きた人物」としてしか記されてない場合もあるようだ。
歴史の大きな流れの中では、それくらいの扱いしかされてこなかった・・・というのも事実なんだよね・・・。
ファンとしては寂しいことだけど。


でも、今の慶次の扱われ方によるイメージでは、戦国の世を生きた1人の人物として、その生き方は、たまらなく魅力的である。

おそらく「一夢庵風流記」や「花の慶次」のイメージが大きいと思うが、彼の存在を今の世に知らしめ広めて、前田慶次の名をメジャーにした、その2作品の貢献度は極めて高い。
その2作品がなかったら、「利家とまつ」に彼があれほど「立ったキャラ」で登場したかどうかは疑問だ。
「天地人」でも、これほど前田慶次待望論が出たかどうか微妙ではある。
もちろん、慶次のことをメインに特集した本が出たかどうかも疑問。

そう、あの2作品がなかったら。


「利家とまつ」で慶次を演じた及川さんは、慶次役のオファーがきた時、「花の慶次」は参考のために読んだ・・・とインタビューで答えてたが、「それとは別モノとして演じた」とも語っていた。

また「天地人」では、慶次はその登場期の推定年齢からいって、「老将」として
出て来るかもしれない。
どちらも「花の慶次」のイメージは避けている感じだ。


これだけ知名度があがり、人気も高く、映像待望論があって、わずかでもドラマに登場する機会があるのに、その人気の元となった「花の慶次」「一夢庵風流記」のイメージが放置されたり、避けられたりしてるのは・・・・あまりにもったいない。


いっそ、こうなったら、「一夢庵風流記」「花の慶次」を一度・・・早く映像化させてしまったほうがいいのでは?


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