時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

「クリスマス」と「正月」を考えてみる。

2006年12月23日 | 日々の、あれこれ
クリスマスと正月って、存在の仕方が対照的だと思う。

12月になると、町はクリスマスの飾り付けやクリスマスソングで溢れる。
正月というものはクリスマスの直後に来るのに、クリスマス前は正月の存在感は薄い。
クリスマスの喧騒に隠されているかのようでもある。

クリスマスは12月24日をピークに、25日はやや静かになる。本当はクリスマスは25日なのだが、25日当日は静かなもんだ。
で、26日になると、クリスマスの喧騒は一気に消え去る。
まるで何事もなかったかのように・・・・と言ったら、オーバーだろうか。
跡形もなくなる。

ところが、正月というのは、クリスマス後急速に盛り上がっていき、元旦をピークに、その後はだんだんとフェイドアウトして、なだらかに普段の日常に変わってゆく。
その傾向はテレビの番組がわかりやすい。

3が日は、ほぼ正月番組一色なのだが、3が日を過ぎると、徐々に徐々に通常番組に戻ってゆく。
クリスマス気分が25日を境に一気に跡形もなくなるのとは対照的に、正月の「正月気分」は余韻を残しながらだんだん薄くなって、やがては消えてゆく。

突然一気になくなるクリスマス気分。
なだらかに余韻を残しながら、だんだん消えてゆく正月気分。

12月26日になると、昨日までのクリスマスの喧騒は一体何だったんだろう・・そんな気になる。これは、祭りの後に似てる。
そう、クリスマスは「お祭り」なんだ。
♪祭りのあとのさみしさが~ なんていう拓郎さんの曲があったが、クリスマスのあとの寂しさは、暮れのあわただしさや正月の準備に紛れ、さみしさを味わってるヒマはない・・ってのは、一種の「救い」のようでもある。


クリスマスが「お祭り」なんだとしたら、正月は何なのだろう。

正月は冬であるが、冬は冬でも「独立した冬」みたいな気がする。
普段の冬とは異質な気もする。
言い換えれば、正月は「正月」という名の「季節」なのかもしれない。
それも、短い短い「季節」。
冬と冬の間に挟まれた、儚い「季節のひとつ」。

そんな気がしてならない。







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