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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

人を見抜く、アトムの眼力の不思議 (もしも機械に心を読まれたら?)

2007年04月18日 | 漫画・アニメ、そして特撮
御存知、手塚治虫先生の代表作の1つ「鉄腕アトム」。

アトムには「七つの威力」がある・・という設定があった。

だが、この七つの威力の中で、私にとって解せない「能力」があった。

それはアトムの「良い人か悪い人かを見抜く」能力であった。
初期のアトムの「七つの能力」の中には、そういう能力も「七つの能力」の中の1つにカウントされていた。


子供心に私は、人が「良い人」なのか「悪い人」なのかを見抜く基準ってなんだろう・・と漠然と疑問に感じてた。アトムはロボット。だから、この「人を見抜く力」ってのは当然機械が判断することになる。

人間なら直感ってのがあるが、機械にはそんなのは無い。だから、人間が覚えさせたデータによって判断することになる。

だが・・・だいいち「良い人間」って、何さ?「悪い人間」って、何さ?
どんな人が良い人で、どんな人が悪い人なのか。

同じ人でも、ある人にとっては良い人でも、ある人にとっては悪い人にもなるだろう。
あらゆる人に対して「良い人」ってのはありえないと思う。
「悪い人」にもそれは言えるだろう。
利害がからむ場合は、特にそうだろう。
対立する一方にとって「良い人」であれば、もう一方には「悪い人」となる。



アトムが判別する「良い人」「悪い人」の基準が、もし「心のきれいな人」ということであるなら、心がきれいすぎたがために犯罪に走ってしまう人は、どう判断されるんだろう。

また、本来「正義」であるはずの警察官が犯罪を起こしてしまうことだってある。
かといえば、心のやさしい犯罪人だっているかもしれない。


そう考えると、その人が「良い人」か「悪い人」かは、一概に判別できない。
人間誰でも良い部分と悪い部分は合わせ持っているだろうし。


実際、リメークされたアトムには、その能力はカウントされてなかったような気がする。

やっぱり、初期のアトムは、何を基準にして、人を「正しい人」「悪い人」と判別してたのかは・・今もって謎だ。
こればかりは、現実世界でも、いくら科学が進歩しても判別はできないだろう。
超能力が解明されて科学化され、テレパシー能力装置でも開発されないかぎりは。


人間てのは、一瞬のうちに「良い人」から「悪い人」に変わることはあるし、逆もまた真なり。
「良い人」「悪い人」という言葉を「良い心」「悪い心」と言いかえれば、人間は絶えず「良い心」と「悪い心」の間を行ったり来たりしてるだろう。

問題は、その人がどんな行いを実際にしたか・・という「結果」だ。
その結果によっては「良い人」にもなりうるし、「悪い人」にもなりうる。
それを判断するためには、相手の心をリアルタイムで見抜いてしまうテレパシー能力しかないだろう。


でも、そんなテレパシー能力の装置を搭載したロボットに、リアルタイムで心が読まれてしまったら、人間としては気持ち悪いだろうなあ。


時々、何気に辺りを見回したら、見知らぬ誰かと視線が合ってしまうことがある。
それは無意識のうちに、見知らぬ誰かの視線に感付いてのことだったりもする。
それなんか、テレパシーの一種なのかもしれない・・と思ったりする。

防犯カメラなんかは、一種の「ロボット眼」だとも思えるが、防犯カメラの視線にテレパシーを感じることはない。
やはりそこになんらかの「思い」や感情が伴っていないと、人間には伝わらないだろう。

そう、何らかの「思い」や感情・・・。

超能力を発揮するためには、精神力が必要になってくるが、機械に精神力を持たすことは可能であろうか。
機械に精神力をねえ・・・う~~ん。
精神力ってのは、データを越えたところにあるような気がする。

データ入力で、ある程度の「疑似感情」を機械にもたすことはできても、人間の感情てのは、データ通りにいかないこともあるからね。
やはり人間の「感情」とロボットの「感情パターンや疑似感情」は違う。
そのへんは、永遠に機械が人間に追い付かない点だと思う。

となると、ロボットにテレパシー能力を持たすのは、無理がある。
ロボットに人間が「あなたは悪い人です」と判断されても、その人は納得がいかないだろう。



ちなみに、素敵な女性が何らかの「良い思い」や「好感」「一番に想ってくれる気持ち」を持った熱い視線でそういうテレパシーを送ってくれるなら大歓迎なんだが、そういえば、もう長い年月そんな思いはしていない(泣)。


どうやら、今回も支離滅裂な日記になったような気がしており、困ったもんだなあ。









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