なんちゅうか、かんちゅうか。
私は仕事場から家までの行き帰りに電車に乗る。
まあ、ごく一般的な社会人である。
で、その「行き、帰り」の電車内。
仕事関係の人とバッタリ会ってしまうのがけっこう苦痛な時がある。
いや、「行き」はまだいい。
「帰り」は苦痛のことが多い。
仕事関係の人と合うと、会話が途切れた時の「間」が辛い時がある。
そういう「間」を平気でやりすごせる相手ならいいのだが、仕事関係の人には自分よりもキャリアが長い人も多い。そういう人に対して押し黙ったまま・・というのは・・。
それが今後の仕事にも響く可能性を感じる。
仕事が終わり、事務所から離れた瞬間、開放感を感じることがある。
そんな時は、仕事で色々苦労した頭を切り替えたい。
それが明日の仕事にも繋がることもある。
仕事から離れるようにしてる精神状態の時に、仕事関係の人に駅や道や電車で遭遇してしまうと、仕事の話をしなければいけなくなる時があり、これがけっこう、おっくうだったりする。
「行き」の場合は、電車内で早くも頭の中が仕事モードになってることがある。
だから、そんな時は、途中で仕事関係の人にあっても、まだ大丈夫だ。
心のモードが「仕事」モードだから。
だが「帰り」は・・・会社を出た途端「プライベート」モードに速攻で切り替わっていることもある。
一度「プライベートモード」に切り替わってしまうと、無理矢理仕事モードに切り替えるのは苦痛だったりもする。
そうなると、一種の「残業」をしてる気分になる。
その人に遭遇さえしなかったら、やらずにすんだ残業・・・そう思うと、あとちょっとタイミングをずらして帰れたらよかったのに・・と思ってしまうのだ。
それと。
自分の帰れそうな時間のメドがたつと、何時何分の急行に乗れるか大体予想がつく。
急行は10~20分間隔。
同じフロアにいて、とうに仕事が終わってるのにウダウダ残ってる人がいる。
何をしてるわけでもない。人と雑談してるわけでもなきゃ、もちろん仕事をしてるわけでもない。
なのに、中々帰ろうとせずグズグズ残ってる。
急行の時間合わせをしてるわけでもなさそう。
もう貴方は帰れるのでしょう? ならばとっとと帰ったらいいのに・・・と言いたいところだが、言ってしまうとカドがたつ。だから言えない。
まあ、彼には彼の事情はあるのかもしれないが・・。
そうこうしてるうちに、私の仕事は終わる。
私はとっとと帰る。
すると、目の前50メートルくらい先に、先ほどの人物がゆっくり歩いている。
もちろん、私を待ってたわけではない。
単に彼がグズグズしてたために、私の帰宅時間と重なってしまったのだ。
彼は、帰ろうと思えば30分以上前に帰れたはずなのに、なぜかグズグズしてたために、私と重なってしまったってことだ。
どうにもこうにも間が悪い。
間が悪い人って、いるんだよねえ。
いや、待てよ、この場合、私のほうが間が悪いってことに???
あるいは、もしかしたら、妙な「縁」があるのだろうか???
ともあれ。
このまま行くと、同じ電車になるなあ・・・そう思うと、少し憂鬱になる。
彼と私は乗る電車の車両・・・位置が違う。彼は先頭車両。私は真ん中の車両。
仕事の話で間をつなぐのも苦痛なら、彼と同じ位置で電車に乗るのも嫌。
彼の方が先輩なので、私の乗る車両に彼に合わせてもらうのも気が引ける。
こんな時、非常に困ってしまうのだ。
職場には色んな人がいる。職場を離れたプライベートな場所でも付き合ってもいいなと思える相手もいれば、できれば付き合いは職場だけでとどめておきたい相手もいる。
後者の場合は、できれば遭遇せずに済ませたいものだ・・。
いっそ、「帰り」は変装でもしようか(爆)。
いや!
そんなことをしたら、私は何も悪いことをしていないのに、なぜそんなコソコソしないといけないのか?という疑問もわいてきそうだ。
いやはや、とかくこの世は入り組んでいる。
とかくこの世は、ままならぬ(笑)。
そんなこんなで時々、色んなことが、おっくうになる。
その「間の悪さ」に。
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