時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

東京に雪が降るたびに思う

2016年01月23日 | 日々の、あれこれ

東京に雪が降るたびに思う

 

普段東京にはあまり雪は降らない。

日本の他の地域が雪でも、東京エリアだけは雪が降らずによく晴れている・・・という状況は、ままある。

だが、そんな東京でも、冬の間に一回も雪が降らない・・というわけでもなく、たいがい2~3回は降ったりする。

たいがいは降雪量は少なく、朝方降ったとしてもその日の夕方ぐらいにはもう溶けていたりすることが多い。

だがまれに、それなりにまとまって降ることもあり、そこそこ積もったりする。

 

もっとも、積もるとはいっても、雪国・・・例えば新潟や北海道などの降雪量に比べたらたいしたことはない。少なくても、積もるくらい雪が降っても、それが何日も続く・・ということはない。せいぜい一日降ってしまえば、その後は晴れたりする。

 

なのに、都心の機能には大きな影響が出てしまう。

雪国出身の人にとっては、たかがこれぐらいの雪で・・・そんな気分であろう。

 

ほんと、東京は雪に弱い。ちょいと積もっただけで、電車やバスなどが止まったり、極端に遅れたり、滑って転んでケガする人が続出したり、報道などでも大騒ぎのような感じになる。

 

そのたびに思うのだが、たいがい冬に2~3回は都心にも雪は降るのだから、それに対する備えとか、もっとできないものか。

 

それなりに対応は考えているのかもしれないが、いざ雪が積もった時の都市機能のマヒぶりを見てると、有効な対策がとられているとは思えなかったりする。

 

 

降雪に対する対策をするには費用がかかるので、せいぜい年に2~3回程度の降雪のために、あまりお金はかけてられない・・・それが正直なところなのだろう。

 

だが、たとえたった2~3回だったとしても、その2~3回が致命的なタイミングで来たらどうするのだろう。

 

もしや、またいつぞやのように、「想定外」の言葉でスルーするつもりなのだろうか。

 

想定外・・という事態で、引き起こされた、大地震と原発事故による後遺症が、その後も延々と人々や地域、ひいては国を苦しめ続けているではないか・・・・そう思ってしまう。

 

想定外という言葉は、その言葉で片付けるための思考停止の便利な口実になってしまっていないか。

まあ、地球危機一髪みたいな事態まで想定していたらきりがないとは思うが、そんな事態ならいざしらず、「想定外」の「想定」の範囲が少々狭くはないだろうか。

 

 

ともかく、東京は雪に弱すぎる。

少なくても雪に対して、あまりに虚弱体質すぎる気がする。

 

都心って、実はおどろくほど災害・天変地異に弱いんだね。


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