時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

銀座ナウ、覚えていますか?

2009年07月05日 | 懐かしい系、あれこれ

先日、せんだみつおさんが改名した・・という芸能ニュースを耳にした。
せんださん・・といえば、私には忘れられない番組がある。


私が中学・高校生の頃、毎日夕方になると放送されてたバラエティ番組、その名は「銀座ナウ」。

放送されてたのは、1972年10月2日から1979年9月28日まで。
東京放送(TBS)。
けっこう長く続いていたんだね。
それだけ、人気があった・・ということだろう。

実際、当時、この番組の勢いは凄かった。パワーが溢れていた。

司会はせんだみつおさんだった。彼にとっては黄金時代だったという。その通りだったと思う。

この番組には、今では各方面で大物になった人たちが出ていた。
今思うと、考えられないくらいの人物も混ざっていたと思う。

関根勤さん、小堺一機さん、清水健太郎さん、桜金造さん、アパッチけんさん、吉村明宏さん、柳沢慎吾さん、アゴ勇さん・・をはじめ、多数のお馴染み組。

クールスや宇崎竜童さんなども。

番組の中の人気コーナー「素人コメディアン道場」では、あの竹中直人さん。
この当時の竹中さんは、草刈正雄さんや松田優作さんの物まねが絶品だった。

また、毎週木曜日には、あのキャロル(!)がレギュラー出演してた時期もあった。
キャロル・・そう、あの矢沢永吉さんやジョニー大倉さんが在籍したロックンロールバンドだ。今じゃもう、伝説的なバンドである。
キャロルが毎週レギュラー出演して生演奏していただなんて・・今思うと、なんて贅沢だったんだろう!


私は、木曜のキャロルの出演が見たくて、学校が終わり次第クラブ活動を休んで帰宅したりしていた。
当時の私は、授業が終わってすぐに帰れば、なんとか銀座ナウの放送にはギリギリ間に合ったからね。

銀座ナウは、流行語も生み出した。
「ナウ」という言葉だ。一世を風靡した流行語だった・・と言ってもいいだろう。
「ナウい」とか「ナウなあの子」とか、そういう使い方をした言葉だった。
ナウい・・後の「トレンディ」とか「今風」という意味合い・・と言えばいいかなあ。

あと、せんだみつおさんの「ナハ!」「せんだ、えらい!」なんていう言葉も流行ったっけ。
また、CMに入る前の決めフレーズ「ナウ、コマーシャル!」って言葉も、流行ったっけ。


鈴木末吉さんたちレギュラー陣による「ハンダース」なるユニットも番組から誕生して、レコードを出したりもしてた。

清水健太郎さんは、ツッパリの格好で、ギターの弾き語りをしてたっけ。
その後彼が「失恋レストラン」なる曲で歌謡界デビューした時は、ヘアースタイルも服も変わり、サングラスもとりはずし、すっかりイメージチェンジしていたので、ビックリした覚えがある。

今考えると、「素人コメディアン道場」から竹中直人さん、関根勤さん、小堺一機さんといった人が次々と登場していたなんて、スゴイ。
あの当時はまだまだ「素人」扱いで出て来てたからね。
今じゃ、すっかり大物になって。

竹中さんは今でも受け答えなどでモノマネしたり、コミカルな対応したりするし、その芸達者ぶりは、銀座ナウで「コメディアン道場」というコーナーから出て来た・・というのもあると思う。
ある意味、それは竹中さんの原点なのではないだろうか。


この番組から出て来た人で、今も残ってる人はけっこういる。

そういう意味じゃ、まさに、パワー溢れたバラエティ番組だった。


関根さん、小堺さん、吉村さん、清水さん、金造さん、柳沢さんなどにとっては、この番組出身者は「同窓生」みたいな感覚があるのではないだろうか。

視聴者だった私にとっても、懐かしい番組の一つだ。


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