時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

徳澤から横尾への道

2013年09月06日 | 

徳澤を後にして、更に奥に向かう。

散策路は横尾に続くのだ。明神から先は上高地ではなく、奥上高地と呼ばれるが、このへんまで来ると、だいぶ奥に入ってきてるな・・と実感し始める。

徳澤を離れ、少し歩くと、途中に新村橋という名前のつり橋がある。

河童橋や明神橋に比べると、人もいなく、休憩場もなく、ちょっと地味な感じ。

ひっそりと架けられている橋・・・そんな感じがする。

私が昔買った古い上高地写真集に写っていた新村橋と、今の新村橋とは若干印象が異なる。

これもまた時の経過によるものか。

その古い写真集と同じアングルで撮ろうとしたのだが、どうも・・・何かが違うような・・。

まあ、私の写真技術のつたなさもあるが、それだけでもないような気もする。

橋が、架け替えられて変わったのかな。 

 

 

 

 

人っけのない新村橋を進み、橋の途中から上流方面と下流方面を見てみた。

上流方面を見てみると・・・なにやら、見覚えがあるような風景。

見覚えのある風景・・・・それは、私が昔買った古い上高地写真集に出てきた、ある写真に近い風景。

そうか、あの写真は、きっとこのへんで、こういうアングルで撮った写真風景だったんだな・・と思う。

「ここらへんから見た風景だったんだ」・・と思わずつぶやく。

 

 

ついでなので、橋から下流方面も見てみた。

・・・やはり、美しい・・・。

自分がけっこう奥まで来ていることを実感する。

 

 

 さて、新村橋を引き返し、元の散策路に戻る。一路、横尾を目指して。

道は細かくクネクネと進む。

小さな登り下りは多少あるものの、全体的には平坦である。日陰と日向を繰り返しながら。

 

森が途切れ、あたりが開ける場所もある。

開けてみれば、絶景が待っていたりする。

上高地、奥上高地は、本当に素晴らしい。これだから、歩くのをやめられない。

 

 

昔買った上高地の写真集にもあったような風景が現れ、「あの写真は、このへんだったんだな」などと思いながら、その開け方に目を細めてみれば、空が青い。山は雄大に続き、川はどこまでも美しい。

 

そして

 

やがて屏風岩が見えてくれば、横尾はもうすぐだ。

 

 


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