時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

イン・ドゥルチ・ユビロ  by  マイク・オールドフィールド

2017年12月24日 | 音楽全般

In Dulci Jubilo   by  Mike oldfield.

 

毎年クリスマスの時期になると、このブログではクリスマスにちなんだ曲、クリスマスに合う曲を紹介してきています。

今年もクリスマスがやってきましたので、今年も上記の慣例を守り、クリスマスソングを1曲取りあげることにします。

これまでに、ザ・バンド、イーグルス、グレッグ・レイク、スレイド、ビートルズ、ドラえもん、その他の色々なクリスマスソングを紹介してきていますが、今回取りあげるのはマイク・オールドフィールドの「イン・ドゥルチ・ユビロ」です。

 

この曲はマイクの自作曲ではなく、原曲はヨーロッパに古くから伝わるクリスマスキャロルで、日本では「もろびと声あげ」というタイトルで親しまれてきた讃美歌です。

教会などでは、聖歌隊が歌い継いできている曲でしょう。

 

私がこの曲を初めて知ったのは、マイクのシングル曲ばかりを集めた企画盤のアルバムにこの曲が収録されていたからでした。

マイクというと、どちらかというと、シングルのイメージは私にはなく、あくまでアルバムで勝負するミュージシャンでした。

なので、そんなマイクのシングル曲ばかりを集めたアルバムは少し意外な気もしました。

マイクもそれなりにシングルを出していたんだなあ・・と思って。

 

マイクは、この伝承曲を、彼独自のセンスでアレンジし、演奏しています。

そのサウンドは、ちょっと聴いただけでマイクの世界であることがわかる出来で、マイクらしさにあふれたサウンドになっています。

聖歌隊のバージョンとは違う、軽快で親しみやすいポップさを持ちながらも、しっかりマイク独自のエッセンスも詰め込まれたバージョンです。

そのサウンドには、当時のマイク特有の平和な世界観が込められているような気さえします。

マイクは自作曲の素晴らしさもさることながら、カバーのセンスもただものではないのです。

例えば、「アルハンブラの思い出」なども、彼がカバーしたバージョンは感動的でした(ちなみに、マイクは「エチュード」というタイトルで制作)。

彼がカバーすると、その曲はマイクのオリジナルであるかのように、マイクの世界で新たな命を与えられ、飛翔してしまいます。

 

これまでこのブログで何度も私は書いてきていることですが、マイクと言えば私にとっては敬愛してやまない「神ミュージシャン」のひとり。

ことサウンド面では私の中で頂点に君臨する人です。

 

そんなマイクのクリスマスソングを紹介できて、幸せ感さえ感じます。

 

では、この素敵な曲を聴きながら・・・

皆さん、メリークリスマス!

良い時をお過ごしくださいね。

 

 https://www.youtube.com/watch?v=eIUlEUWKloM

 


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (鮎川愛)
2017-12-25 03:36:18



インストのクリスマス曲なんですね。

軽快な行進曲のように聴こえました。


元々は、聖歌隊が唱うようなゴスペルですか?
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Merry Christmas (りりん)
2017-12-25 09:30:05
お久しぶりです。

だんぞうさんが紹介される、クリスマスソング、毎年楽しみにしています。

このマイクの曲、ほんと、マイクらしいエッセンスがいっぱいですね。
最初のシングルは1975年、サブタイトルに「For Maureen」って入ってるそうです。
亡くなった母親”Maureen Bernadine Oldfield”に捧げたものだったそうです。
この動画でもギターやピアノを演奏してるマイクが
多重録音してるような
明るいサウンドになってますね。
返信する
Unknown (だんぞう)
2017-12-25 14:04:46
鮎川さん、マイク・オールドフィールドはボーカリストではなく、楽器演奏者であり、サウンドクリエーターというタイプのミュージシャンです。
なので、インストは多いのです。

この曲は古くから伝わるクリスマスキャロルで、検索すると、教会の聖歌隊のバージョンが多数みつかります。
マイクのバージョンとはだいぶ印象が違います。
マイクのは軽快な仕上がりで、親しみやすいです。
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Unknown (だんぞう)
2017-12-25 14:13:52
りりんさん、お久しぶりです。
毎年楽しみにしてくださってるなんて、嬉しいです。
投稿してよかったです。

この曲、マイクにしては短い曲ですが、マイクらしさであふれたサウンドになってますよね。

サブタイトルにそういう言葉が入っていたのは、失念してました。
よくご存知ですね。

亡くなった母に捧げた曲である、、、そんな意味合いを知って聴くと、なにやら切ないですね。

マイクは多重録音の巨匠ですから、この曲でも何度も音をひとりで重ねたパートは多いはずです。

全体的に、かわいい仕上がりにも聞こえます。
返信する
クリスマスソング (中森勇斗(なかもり・ゆうと))
2017-12-26 15:13:05
クリスマスの歌って、いいですね。
クリスマスの歌は、教会で歌われる賛美歌・聖歌と、大衆歌謡と両方ありますが、どちらもいいですね。
本来、賛美歌だった歌が、ポピュラーソング風にアレンジしたり、逆に本来は歌謡曲・民謡だった歌が、キリスト教賛美歌として認定されたケ-スもあるらしいです。
 まあ、いい歌はいい、ということなんですね。

☆もう、今年も、おしつまってまいりました。
ぼくにとって今年の収穫な何かなあ?と、思いますが。。。。。もちろん、、かなりありますが。。。。
ひとつは、だんぞうさんの、ブログと出会ったことですね。(別に社交辞礼じゃないですよ。。。。)
それと、同時期に『つげ義春先生の漫画』と出会い、それがたまたま、だんぞうさんのブログの主題と一致したことです。
まあ、奇遇と言うか、まさにタイムリーでしたね。。。。。

 ☆だんぞうさんのブログの特性を一言でいいますと、『青少年時代のノスタルジアを想起させる良い趣味のブログ』といえるかもしれません。。。。まあ、これは、ぼくの主観にすぎませんけども。。。。だんぞうさんのブログは、もっと奥が深いかも知れません。

いづれにしましても、素晴らしいブログは、これからも、お続け下さい。
来年も、もっともっと良い年でありますように!!!!!!
ご多幸祈ります。!!!
返信する
Unknown (だんぞう)
2017-12-26 16:36:43
中森さん、嬉しい言葉をありがとうございます。
ブログを続けてきてよかったなあ・・と思うのは、そういう言葉をいただいた時です。

私のブログは、趣味趣味のブログなんです。
今の世の中の流れからは外れたようなネタも多いのです。ですから「時間の外」なんです(笑)。

>逆に本来は歌謡曲・民謡だった歌が、キリスト教賛美歌として認定されたケ-スもあるらしいです。

え?
そんなケースもあるのですか。
いい話ですね。
どんな曲があるのか、いつか知りたい気がします。

つげ先生を愛する同士ともこうして交流できるようになったのは、私にとっても今年の素敵な収穫でありました。
つげ先生は今やもう漫画家活動はされていないようなので、知らない方も多いと思うのです。
だから、こうしてつげ作品を愛する人が何かを発信していかないと・・・という思いもあります。

ノスタルジア・・・あまり意識はしていませんが、そういう要素はあるかもしれませんね、確かに。
好き勝手に書いたネタが、いつしかそんな感じになっているのでしょう。

最近、ネタ切れの感が自分ではありますが、これからもマイペースで綴っていきたいと思います。

今年、中森さんと良い出会いがあり、嬉しかったです。
ありがとうございました。

これからもよろしくお願いします。
返信する

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