先日、用事があって新潟に行ってきた。
新潟で私がひそかに楽しみにしていたのが、駅弁の「雪だるま弁当」と、町で食べられる「イタリアン」。
「雪だるま弁当」を前回食べたのは・・もうどれぐらい前だろう。相当前だ。
というのは、雪だるま弁当というのは人気駅弁らしく、売り切れていることが多かったから。なので、新潟駅に行っても入手できないことは多かった。
だが先日は比較的早めの時間だったので、駅弁売り場で雪だるま弁当はかろうじて3個残っていた。なので速攻でゲット。
以前にもこのブログでこの駅弁のことを取り上げたことがあるような気がするが、久々なのでまた触れてみたい。この駅弁の最大の特徴は何といっても、その箱。
ご覧の通り、雪だるまをかたどった箱。しかも、眉や鼻を動かすことができるので、入手した人が自由に雪だるまの表情を変えることができる。
なんとも楽しい箱なのだ。
↑ トホホ顔にした雪だるま弁当(笑)
↑ キリリ顔にした雪だるま弁当
ふたをあけると、雪だるまの頭の部分とお腹の部分にご飯や総菜が入っている。
頭の部分に入っているご飯はそぼろ肉が乗せられており、この部分はおかずなしでもイケル。
胴体の部分にはおかずが細かく何種類も。
この弁当って、値段の中に器代もそれなりに入っているのだと思うが(なにせ、手がかかっている箱だから)、それを分かっていても、見つけるとつい買ってしまう・・。
それと町で食べられる「イタリアン」。
これは新潟県民にとってはソウルフード的な存在。
なんでも、県民はこの「イタリアン」は全国区の食べ物であると思いこんでいる人は多いらしい。
だが、新潟県を出ると、とんと見かけなくなる。
やはり、新潟県特有のB級グルメ食品なのだ。
特徴としては、太めんの焼きそばにミートソースがかかっている・・そんな感じ。
なので、やきそばとスパゲティの中間みたいな食感と味。
麺にかかっているミートソーズは、どこか・・昔懐かしい給食あたりに出ていたような、懐かしい感じのミートソース。
ジャンクフードっぽくはあるのだが、これが私は妙に好きで。癖になる味。
ほんと、東京でも支店を出してもらいたいぐらい。新潟以外で中々食べられないのが残念。
せめて、縁日などで露店で出せないものか。
というのも、この食べ物は食感といい、味と言い、量といい、値段といい、縁日の露店で出ても似合うそうな食べ物だからだ。
面が太めんであるという点なんかも、私の好み。
量は、縁日のやきそばと同じぐらいなので、「つなぎの1食」にもってこいかな。
夕飯1食分の量ではないが、小腹がすいた時などには、ピッタリ。
新潟ではあわただしい時間を過ごしたが、その合間に「雪だるま弁当」や「イタリアン」のような食べ物にありつけて、なにやら疲れた体が少しでも慰められるような気がした。
あとは・・燕三条駅で、名物の「燕三条ラーメン」を食べてみたいなあ。いつか現地で。
新潟というと、魚類、米、日本酒、のっぺ汁、笹団子などが有名だが、こうした細々とした食べ物の楽しみも捨てがたいのだ。
なお、トップ写真は燕三条駅のホームで撮った風景。この写真を撮った時は、よく晴れていたんだがなあ。