時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

ほっかほっか弁当の「のり弁」が登場した頃。

2017年11月25日 | 懐かしい系、あれこれ

いつごろだろう、ほっかほっか弁当なる店舗が登場したのは。

そう思い、調べてみたところ、1976年らしい。

 

弁当というものは、もちろんそれ以前にもあったが、「持ち帰り弁当専門店」というスタイルの店が登場したのはその時期で、それ以来急速に普及していき、今ではすっかり定着している。

何種類もの「持ち帰り弁当専門店」が現在存在しているのは、ご存知の通り。

 

その草分けはやはり「ほっかほか弁当(以下「ほか弁」)だったろう。

 

駅弁などと違い、その場で作ったばかりの弁当を、持ち帰れるというのは、当時新鮮に思えた。

 

ほか弁の店に入り、私がまず気になったのは、なんといってもまずは「のり弁」。

ともかく、その値段がよかった。弁当では一番安かった・・というのは魅力だった。

確か・・280円くらいじゃなかっただろうか。もしかしたら10円か20円ぐらい違うかもしれないが、少なくてもその範囲の値段であったのは確かだ。

 

ご飯の上にノリが敷き詰められ、更にその上にはちくわ、フライというおかずが乗せられ、更には隅っこのほうにつけものまでついていた。

で、いざ食べてみると、ご飯の上に乗せられたノリの下には、おかかなどがまぶされていた。

 

この、隠し味的な「まぶした、おかか」の存在は、妙に嬉しかった覚えがある。芸がこまかい・・というべきか、気がきいているというか。

私がのり弁を気に入ったのは、まずはその値段と、上記の「隠し味的な、おかか」が大きかったと思う。

同じ価格帯で、「しゃけ弁」というのもあった。のり弁と同じ値段であることが多く、「ほか弁」利用者は、その日の気分で「しゃけ弁」と「のり弁」を選んでいたのだろう。

だが、私は「しゃけ弁」を選ぶことは、まずなかった。

やはりご飯にはノリが乗っててほしかったし、その下には「隠し味」てきな「まぶした、おかか」があってほしかったから。

 

「ほか弁」が普及するにつれ、街には色んな「持ち帰り弁当専門店」ができていったが、私の中ではまずは「のり弁」が基本・・・というか、比較の基準になった。

とはいえ、どの店も「のり弁」は仕様は割と共通していた。

そこで、たまに奮発して「幕の内」を買うこともあるようになった。

時には「ハンバーグ弁当」を買うことも。

 

そうやって少しづつバリエーションが増えていくと、時には贅沢がしたくなることもあった。

そんな時は・・・まず「のり弁」を「基本」として買い、さらに「付け合わせ」で「ハンバーグ」をおかずのみで単品で加え、さらにサラダでも付け加えようものなら、相当リッチな気分になった。

さらに!そこに味噌汁でも加えようものなら、気分はまるで「大名」だった(笑)。

 

もっとも、「のり弁」「単品ハンバーグ」「サラダ」「味噌汁」のメニューにすると、なんだかんだでそこそこの値段になる。

そうなると、そのお金で、普通の中華料理屋とかそば屋とか洋食屋で食事もできるわけで。

なので、やがては「のり弁」+「単品ハンバーグ」。もしくは「のり弁」+「サラダ」の組み合わせが多くなっていった。

 

 

とりあえず言えることは、上記のどの組み合わせであれ、まずは「のり弁」ありきであったということ。

 

そう、やはり基本は「のり弁」であった。

 

私的には、「持ち帰り弁当専門店」が広まったのには、のり弁が大きく貢献していると思っている。単品で食べてもよし、その安さゆえに何か「単品のおかず」を付け加えてもいい。応用が効くのだ。

 

 

今では「ほか弁」の「のり弁」のスタイルはすっかり定着し、スーパーやコンビニなどでも、それに近い弁当が売られるようになっている。

 

なにげに、ほか弁の「のり弁」は偉大だ(笑)。

「持ち帰り弁当」の影の立役者であり、功労者だと、私は思う。

 

 ちなみに、かつてこのブログで、最高級のり弁を取り上げたことがあった。

ある日スーパーで見つけて、思わず買ったのだったが、確か1000円くらいしたと思う。

おいしかったけど、やはりのり弁には安い値段が似合うし、いつまでも庶民の味方であってほしいかな。

 

 

 

 


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ディランがレコード通りのア... | トップ | 「告白  ポール・マッカー... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (だんぞう)
2019-07-31 18:00:47
はじめまして、麻子さん。
時間の外にようこそ。

のり弁の値段は、280円前後だったと思います。一番手軽な値段の弁当でした。
返信する
麻子 (麻子)
2019-07-31 17:43:42
値段は
返信する
Unknown (だんぞう)
2017-11-26 17:51:05
のり弁当で、海苔の下におかかがなかったら、のり弁の人気や印象はもっと違ってたかもしれないですね。

何気に大きな要素の気がします。

のり弁当プラスからあげもまた良い組合せですよね。
プラスアルファがあるだけで、リッチな気分になれます。

ブログは、負担にならない程度に楽しみながら、続けていって下さいね。
義務感みたいになったら、しんどくなりますから。
私もたまにそんな時もあります(笑)。
頑張って下さい。

返信する
Unknown (捨丸)
2017-11-26 00:59:19
のり弁、いいですね〜
なんと言っても、そのままわしわし食べられる感じが好きです。
だんぞうさんのおっしゃる通り、あの海苔の下のおかかがポイントなんだと思います。

今は目移りする位にいろんな種類のお弁当がありますが、
私の定番は「のり弁とからあげのみ」です(笑)

ブログ、試行錯誤しながらやってますが、いやあ楽しいです。
誰かに何かを伝えると言うよりも、自分の記憶の整理と言うか、
そろそろ歳も歳なのでボケ防止にいいかもしれません(笑)
返信する

コメントを投稿

懐かしい系、あれこれ」カテゴリの最新記事